仕事紹介-利用支援課学習支援企画担当

利用支援課学習支援企画担当 河野 由香里

【プロフィール】
平成23年10月に採用。管理課図書受入担当を経て、利用支援課学習支援企画担当1年目(平成26年10月現在)

現在の仕事内容を教えてください

図書館情報入門での講義

  学習支援企画担当は平成26年4月に新設された新しい部署です。学部学生に対する自学自習の支援や全学の情報リテラシー教育支援を目的として、文献の探し方ガイドの作成や、各種講習会を企画・実施しています。

  開催している講習会は大きく分けて4つあり、初年次学生対象の授業の1コマを利用して行っている「図書館情報入門」、教員からの申込みに応じて授業内で開催する「文献探索ワークショップ」、外部の専門講師を迎えて企画する「データベース講習会」、そして図書館が独自に企画し実施する「ライブラリーセミナー」を開催しています。

  また、より充実した学習支援を行うため、教員や図書館外の他部署と連携、協働することも多いです。例えば学内の学習サポート組織であるアカデミック・サポートセンターとは定期的に情報交換を行っており、互いの組織が持つ強みを生かして「レポートの書き方」等の講習会を共催しています。他にも、留学生支援について国際本部や留学生センターの教員等と情報共有を行う等、他部署との連携は今後ますます欠かせなくなってなるものと捉え、日々新たな企画やサービスの強化に取り組んでいます。

北大図書館を志望した動機を教えてください

  大学卒業後いくつかの図書館で働いてきた私にとって、地元北海道で数少ない「図書系」の正規採用を行っている点が重要だったのはもちろん、北海道大学という自然豊かでアカデミックな環境の中、最先端の研究・教育活動を支援し、「成長する有機体組織」として社会の変化に柔軟に対応することが求められる大学図書館業務は大きな魅力でした。

  大学図書館の業務はどちらかというと裏方で、目立つことは余り無いかもしれませんが、日々の業務が将来のすばらしい研究成果に繋がり、実を結ぶ可能性があります。さらに北大図書館には結婚・出産を経験し長く勤めている女性、意欲的にバリバリ活躍されている方等、目標となる先輩が身近にいます。こういった点からも「この職場なら長期的な視点で自分を成長させることができる」と実感した点も大きなポイントです。

メッセージをお願いします

  北大図書館には多くの部署があります。以前の部署の図書受入担当の業務も、現在の業務も、採用になる前には具体的には想像できなかった業務内容で「こんな業務、大学図書館にあったんだ」と新鮮に感じたことを覚えています。特に現在担当している学習支援企画担当は平成26年4月にできたばかりの担当で、これからどういう仕事をしていくか、自分で業務を作っていける面白さがあります。

  社会の変化の中で大学、そして大学図書館の業務も日々変化して行っています。一緒に新しい図書館を作っていきましょう。

ある1週間の流れ

2週間後の授業で行う「文献探索ワークショップ」の内容を打合せするため、文学部の先生の研究室を訪問。研究室ごとに特徴があったりするので、先生の研究室を訪問するのはとても楽しいです。
この日は午後に「図書館情報入門」の予定。午前の内に配付資料や原稿の最終チェックを済ませて、本番実施。アンケートを見たところ学生の反応は上々で安心しましたが、講習会の講師は何回やっても緊張の連続です。
午前中、研究開発室の先生の研究室を訪問し、次年度の「図書館情報入門」についてアドバイスを頂く。午後は北図書館のカウンター当番。カウンターで学生から受ける質問が「これ次の講習会の内容に追加しよう」というヒントになっていたりします。
翌月に行う「スキルアップセミナー」についてアカデミック・サポートセンターの担当の方と打合せ。多くの人に参加してもらえるよう、学内の予定を見ながら実施日時を調整したり、前回の内容を見直したりします。
翌週行う講習会の内容を詰め、配付するアンケートの内容を検討。後に開催する講習会をより良いものにするため、受講者から効果的なフィードバックを得られるように質問項目を工夫します。