仕事紹介-研究支援課医学系図書担当

研究支援課 医学グループ医学系図書担当 平館 真希子

【プロフィール】
平成23年4月に採用。管理課,利用支援課を経て,研究支援課医学グループ医学系図書担当2年目(令和2年7月現在)

現在の仕事内容を教えてください

講習会の様子

北大には附属図書館本館と北図書館のほかに21の部局図書館・室があります。

私はそのうちの1つ、医学部図書館で主にカウンター対応と研究支援業務を担当しています。

研究支援業務では、学生・教職員・看護師の方を対象に、130分で文献検索・管理の方法をレクチャーする「30分講習会」や、研究者に代わり図書館職員が文献検索を行う「文献検索相談・代行サービス」を随時実施しています。

そのほか、教員からの依頼により授業の中で文献検索の講習を行うこともあります。

いずれも図書館職員としての専門知識・スキルが求められる業務で、勉強不足を痛感することも多々ありますが、研究支援を通して研究・医療に貢献できることにやりがいを感じています。

図書館員として心がけていること

医学部図書館は、学部生、大学院生、教員のほか、医師や看護師、秘書、患者さんや弁護士の方など、様々な立場の方が利用します。利用者によって求める支援の内容も異なるため、それぞれのニーズに寄り添い、親身に対応することを心がけています。

例えば、研究を始めたばかりの院生さんや新任の秘書さんに文献検索のアドバイスする際は、自分自身が新任当初、検索していてわからなかったこと、難しく感じたことを思い出しながら、わかりやすく伝えるように意識しています。「丁寧でわかりやすかった」「今後は自信をもって検索できそう」という感想をいただけるととても嬉しく思います。

最近では、新型コロナウイルスの感染拡大への対策として、自宅から受講できるようオンラインによる30分講習会を実施したところ、多くの申し込みをいただき需要の高さを感じました。

これからもその時々で求められていることは何かを考え、それに応えていける図書館職員でありたいと思っています。

メッセージをお願いします

北大図書館には多くの部署があり、業務内容は多岐に渡ります。同じ「部局図書館・室」でも部局ごとに求められるサービスは異なり、部署異動によって様々な経験を積めることも魅力のひとつではないでしょうか。

私自身、これまで図書受入担当や文学部図書担当などいくつかの部署を担当してきましたが、異動するたびに、それまでとはまた別の視点から教育・研究支援に携わることができ、どの経験も現在の業務に活きていると感じています。

部署や業務内容が変わっても、大学の教育、研究活動を支援するという点は共通しています。

学生や教職員がどのような支援を必要としているか、そのために図書館ができることは何か、一緒に考え取り組める日が来ることを楽しみにしています。

ある1週間の流れ

外病院(北大病院以外の病院)に勤務する研修医の方から「学外から電子ジャーナルを見たい」との相談がありました。図書館のリモートアクセスサービスをご案内します。
院生さんから申し込みがあり、30分講習会「PubMed編」を実施しました。一方的な説明にならないよう、コミュニケーションを取りながら進めます。「よく理解できました」との感想をいただけてほっとしました。
図書館の広報誌「楡蔭(ゆいん)」の編集作業部会がありました。課・担当を超えたメンバーが集まり、親しみやすい誌面を目指してアイディアを出し合います。
「文献検索相談・代行サービス」の件で依頼者の先生と打ち合わせを行いました。検討した検索結果を先生に提示し、いただいた意見を元に改良を重ねます。
以前参加した研修について「研修出張報告会」で発表します。出張や研修の機会が多く、学んだことを同僚と共有する場があることも北大図書館の強みだと思います。