調査支援担当

調査支援担当  (利用支援課)    小坂麻衣子  *情報は平成23年1月1日現在

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利用者の調査研究を支援する、レファレンス業務について

  私の配属されている「調査支援担当」という部署では、利用者の方が調査研究を行う際の支援に関する業務、いわゆるレファレンス業務を中心に行っています。レ ファレンス業務には、利用者の参考質問を受け付けて回答する直接的な仕事と、それを物的に支える間接的な仕事があります。

  当担当には、 学内・学外の利用者からの、図書館利用や資料に関する問い合わせ、文献調査・事項調査など、年間約1,200件の質問が寄せられており、迅速かつ正確な回 答が求められています。問い合わせに回答する際には、利用者の求めていることを的確に把握し、信頼性の高い情報(源)を提供することを心掛けています。 「情報源」の部分を支える仕事としては、必要な参考図書やデータベースの整備に関する検討、電子ジャーナルやデータベースの利用に関する案内・広報なども 行っています。

  調査支援の際には、数多くの資料を検索参照したり他の機関に照会することもあり、回答に困難を伴う場合もありますが、最終的に利用者の方が満足して感謝してくださった時に、一番の喜びとやりがいを感じます。

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本館2階参考閲覧室の様子
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Open Repositories 2007(小坂が参加した国際会議)のポスターセッション
北大図書館での仕事と、北海道・札幌での生活について

  北 大図書館に就職すると、附属図書館だけではなく各部局にある図書室も含めて配属・異動の機会があります。附属図書館では、担当の仕事をかなり専門的に行う ことができますし、部局図書室では利用者に近い位置で直接支援することができます。様々な仕事を経験したい方に適した職場ではないかと思います。また、意 欲的で優秀なスタッフが多く、職員同士の交流の機会もありますので、日々学んでいくことができると思います。

  北大のキャンパスは、市街 地にありながら緑にあふれた広大な空間です。北大を初めて訪れた時に、キャンパスの広大さと美しさに感動したことを今でも覚えています。私は北海道の出身 ですが、札幌には就職してから初めて住むようになりました。冬は積雪が多く大変なこともありますが、概して過ごしやすく、都会で便利なのに自然が豊かとい う、生活するにはとても恵まれた環境で気に入っています。

  北海道、札幌、そして北大図書館にご興味をもたれた皆様、ぜひ私達と一緒に働いてみませんか。

 小坂さんのある一週間
国連やEUからの出版物が郵送で届き、1点ずつチェックして記録をとる。資料は直接配架するか、受入・目録担当部署へ回す。
学内の教員から、電子ジャーナルの利用がうまくいかないとの問い合わせ(電話)。自分でも操作しながら確認するが、OSの違いもあり調査は難航する。
学部1年生対象の授業「図書館情報入門」の講師を行う。受講生の手応えはまずまずか。
後日開始予定のデータベーストライアルについて、ホームページや広報記事を作成する。分かり易さとレイアウトに気を配る。
海外の図書館から、北大の学位論文についての問い合わせ(メール)。データベース検索で調査確認の上、メールで回答を送る。
小坂さんのコメント

  • 北大附属図書館は「国連寄託図書館」および「EU情報センター」となっており、調査支援担当ではこれらの国際資料の収集・管理も行っています。
  • 「図書館情報入門」の講師は、利用支援課の職員で分担して行っています。事前の準備を十分に行い、学生さんにとって役に立つ授業となるよう努めています。
  • 利用者からの問い合わせは随時発生。難しい質問のケースでは、調査に数日間かかるものもありますが、その経験を蓄積して以後の調査に生かすよう心掛けています。

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