留学体験記 vol.4-1

北夏海さんは1991年生まれ。国際本部の主催する2つの短期語学留学に参加しました。どちらも3週間と短い期間だったため、留学中に英語力が格段に向上するというわけにはいかなかったようですが、留学に行くことで「英語を絶対に喋れるようになりたい」という想いを強くしたそうです。
インタビューの依頼が来たとき「わたしなんかでいいのかな」と戸惑ったという北さん。でも「英語に自信はないけれど、挑戦してみたい気持ちはある」方たちにとって、彼女は身近な存在と映るのではないでしょうか?


page 1・・・留学前:外国が大好きで、現地で生活してみたいっていうのが小さい頃からの夢でした
page 2・・・アメリカ留学:色々話したかったなという後悔があって、もっと勉強しようと思いました
page 3・・・オーストラリア留学:必死にプレゼンの準備をしてました。充実していましたね
page 4・・・後輩へ:短かったからこそ、帰ってきてから頑張らないと!ってなると思うんです

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札幌出身でずっと札幌在住です。兄が一人います。北海道から出てみたいなとも思っていたんですけど、留学をしてみたくて。家から大学に通うなら留学に行かせてあげると親に言われて、ということが北大を志望した理由の一つです。

はい、もともと留学してみたいという気持ちはありました。元々外国が大好きで、ただ旅行に行くだけでなく、実際に現地に住んで生活してみたいっていうのが小さいころからの夢でした。兄も何度か短期留学に行っていて、自然と自分も絶対に行く、って思うようになりました。

――2年生の夏休みにサマープログラム*に参加されて、アメリカのポートランド州立大学に行かれたんですね。それまでに海外旅行の経験は?

1年生のときに韓国と台湾といったアジア圏に行きました。はじめて自分でアルバイトで稼いだお金で、行けるところにすぐに行ってみたくて。

サマープログラムには8月17日に行って、9月の11日に帰って来ました。

わたしはアイスホッケー部のマネージャーをやっているんですけど、1年生のときは学校に慣れるのと、部活やアルバイトとかで結構忙しくて。留学したいなーと思って北大に来たのに、なんとなく忙しくて時間が過ぎてしまっていたんです。でも2年生の春くらいになったら、周りで何人か短期留学に行くみたいな話が聞こえてくるようになってきて、「あー自分もこのままじゃ終わっちゃうなー」と思って、サマープログラムに急いで申し込みました(笑)。

――参加前には説明会があるんですか?

はい。ポートランド州立大学のジェフさんっていう留学のプログラムを仕切っている方が、日本に説明に来てくださって、それを聞きに行ったのが最初です。説明会を聞いたらすぐに行きたくなって、親にお願いしました。もともと親は、兄も留学に行かせてるからわたしも行かせてくれるとは言っていたんですけど、「急だ ね」とは言われました(笑)。

――準備はどのようにしましたか?

単純に海外に行きたくて、という感じだったので。元々すごく英語が得意でもなかったんです。読み書きならまだしも、喋ることに自信がなかったので、とりあえず英会話学校に通い始めました。出発まであまり時間もなかったので、英会話に通ったから特に成長したというわけではなかったんですけど、気休め程度にはなりましたね。

またTOEICとかを行く前に受けてみようと思って受けたものの、試験のための勉強っていうのがあまり気が進まなくて。思ったように成果は出なかったです。

――留学時に役に立って本として持ってきていただいた本は留学する人向けの英語の本ですね。(『留学&ホームステイのための英会話』)

はい。留学先でのシチュエーション毎のフレーズがいっぱい載ってるんですけど、実際そういう状況におかれたらいちいち本を開いている暇もないんで、気休めというかお守り代わりでした。

また本の最初の方に留学の心構えみたいな部分があって、習慣の話でトイレのドアは空けておかないといけないとか、留学前の不安な時に読んでました。ステイ先がタイ人の家庭だったのでその通りにはいかなかったんですけど(笑)。


*America Plus Program(ポートランド州立大学)概要 (外部リンク:留学生センターウェブサイト)