WSフォローアップ:検索に使う語の選び方
検索に使う語の選び方
- タイトル
- 途中までしかわからない場合は、確実なところまで入力したあと、前方一致で指定します。
雑誌の省略タイトルで検索したい場合も、省略されている各単語の前方一致形の組み合わせで検索します。 - 単語/単語のヨミ
- 日本語の場合、タイトル中の語や件名は単語単位に区切った形でキーワード登録しています。複合語での検索ではヒットしない/検索漏れが出ることがあります。
- 検索結果に不要なものが多く出現する場合、「NOT(~を含まない)」検索で不要なキーワードを持つものを除外します。
- 著者名/著者名のヨミ
- 漢字形でヒットしない場合は、著者名のヨミでも検索してみましょう。
- 出版者名
- 「株式会社」「社団法人」などの表記は省略し、表記形(漢字形)で入力します。
出版者名のヨミは登録されていません。 - ISBN(図書)/ISSN(雑誌)
- 同一タイトルで同一内容でも、異なる媒体で発行された場合には異なる番号が付与されます。
ISBN/ISSNで検索してヒットしなかった場合、タイトル等の別キーワードで再検索すると、異なる媒体の同一物が見つかることがあります。
参考:
https://isbn.jpo.or.jp/ 日本図書コード管理センター(ISBNの管理)
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/issn.html ISSN日本センター(国立国会図書館)(ISSNの管理) - 特定のテーマのキーワード
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- 一度の検索で終了せずに、同義語、類義語、文章での表現、他言語での表現なども何パターンか試してみましょう。
- 辞典・事典の項目説明や、教科書・入門書などに出てくる表現などもみて検索の参考にしてみましょう。
- 百科事典や文献目録の索引は、概念ごとに木構造で書かれていることがあります。また、「~を見よ」「~をも見よ」といった関連語・概念への参照がついていることがあります。検索キーワードを探す際に、こういったものも手がかりの一つとなることがあります。
- 図書館がつけている「分類番号」や「件名標目(体系化されたキーワード)」も検索時の手がかりの一つです。
- デューイ十進分類法(DDC):北大で採用している分類法です。
- 日本十進分類法(NDC):国内の図書館で主として使用されています。
- 国立国会図書館分類表(NDLC):国立国会図書館で使用している分類法です。
- 国立国会図書館件名標目表(NDLSH):国立国会図書館で使用している件名標目表です。
- 基本件名標目表(BSH) :日本図書館協会発行の件名表目標です。NDLSHとともに、日本の図書の件名として際よされていることが多くあります。
- Library of Congress Subject Headings(LCSH) :アメリカの議会図書館で使用している件名標目表です。
どの言葉(フリーワード)がどの分類になるか、や、各件名表目標中の件名になるのかは、以下のようなサービスを使うことで確認することができます。
- Web NDL Authorities: 国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス http://id.ndl.go.jp/auth/ndla
国立国会図書館が維持管理する典拠データ(著者標目, 件名標目など)を検索することのできるサービスです。「キーワード検索」「分類記号検索」が可能です。 - OCLC Classfy http://classify.oclc.org/classify2/
OCLC http://oclc.org/ の参加館の所蔵情報を元に、資料別に付与されている分類/件名を確認することができるサービスです。複数館が所蔵している場合、どの分類/件名を採用している割合が高いのかを見ることができます。