スラブ・ユーラシア研究センター図書室
Library, Slavic-Eurasian Research Center

コレクション 【 その他 】 (2006年度収集分)

コレクション 【 その他 】 (2006年度収集分)

ソ連共産党・国家文書の補充 | シェベロフ・コレクションの整理の進歩

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※スラブ研究センターニュース「図書室だより」に掲載の解説などを編集したものです。


【1】 ソ連共産党・国家文書の補充

 1995年度以来、スラブ研究センターでは、Hoover InstitutionとРосархивの共同事業として製作されChadwick-Healey社から販売される ≪Archives of the Soviet Communist Party and Soviet State≫について、当時のCOEプロジェクト経費などを使用して逐次購入をしてきましたが、COEプロジェクトが廃止された後は、なかなかこれに手が回らない状況が続いていました(センターニュース87号, 2001年10月を参照)。しかし、昨年度の終わり近くになって、若干の補充を果たすことができましたので、お知らせします。
昨年度の購入分は、ГАРФの収蔵する文書中、リール番号で3.2723-3.2949の全227リールです。これは、ピローゴフ通りにある旧ЦГАОР СССРに所在するフォンドr-393 内務人民委員部の文書の一部であり、年代的には1923-1925年のものです。なお、このフォンドは、相当膨大なもので、これまで約2600リールを購入してきましたが、なお1000リール以上が残されています。


【2】 シェヴェロフ・コレクションの整理の進捗

  本誌90号(2002年7月)で、シェヴェロフ氏旧蔵書の受入完了が近いことをお知らせしたが、それを並べる場所の確保が困難だったことなどもあり、その後の整理は、必ずしも順調でなかった。本年になって、最近、国立情報学研究所が力を入れるようになった遡及入力支援事業が活用できないかと、附属図書館から申請していただいたところ、これが採択され、5月から整理が急速に進行するようになったので、お知らせしておきたい。

この遡及入力支援事業の対象は、図書として整理できる資料に限定されているため、逐次刊行物類については今後引き続き目録作業の必要があるものの、これによって本年度中に、おそらくはスラヴ言語学・文献学コレクションとしては質・量とも国内最大規模と言えるであろう、本コレクションの大部分について目録が作成済みとなり、オンライン検索可能となる見込みである。


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