スラブ・ユーラシア研究センター図書室
Library, Slavic-Eurasian Research Center

コレクション 【 個人蔵書 】 (スラブ研究センター所蔵)

コレクション 【 個人蔵書 】 (スラブ研究センター所蔵)

伊藤清久氏旧蔵書(寄贈) | イテンベルク・コレクション | シェヴェロフ・コレクション

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 【1】 伊藤清久氏旧蔵書(寄贈)

伊藤清久氏のご遺族から寄せて頂いた蔵書の内、選択をおこない、584冊を受け入れました。ほとんどがロシア語の資料です。伊藤清久氏は、1922年に帯広市に生まれ、1943年にハルビン学院を卒業、シベリア抑留からの帰国後は日商岩井で活躍され、退社後は上智大学及び東海大学の非常勤講師をつとめられましたが1991年に亡くなられました。内容的には、歴史、文学から、経済、石油に関する技術的なものまで含みますが、特に際だったのは第2次大戦関係の資料が豊富なことで、ソ連の軍人によるメモワールや、戦争にまつわる文学作品を多く補充することができました。

伊藤清久氏旧蔵書リスト

(伊藤氏旧蔵書は2008年秋、附属図書館に移されました。本館の改修工事後は、書庫資料に混排されています。)


 【2】 イテンベルク・コレクション

モスクワ在住のナロードニキ研究者ボリス・イテンベルク氏の蔵書の一部を、1995年度より2000年度にかけて購入し、現在、735冊を所蔵しています。また、一部寄贈を受けました。ロシア革命前後にまたがった稀少なロシア出版物を多く含んでいます。

イテンベルク・コレクション リスト


 【3】 シェヴェロフ・コレクション

言語学・文献学者ジョージ・シェヴェロフ氏(1908~2002)の蔵書を、氏との協定により、1997年度より2006年度にかけて購入しました。ウクライナを中心に広くスラブ言語学・文献学をカバーしています。(なお、博士の蔵書は、協定により、個人コレクションとして将来的にも他の資料とは区別して管理されることとなっています。)