スラブ・ユーラシア研究センター図書室
Library, Slavic-Eurasian Research Center

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【2020年】

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CD 音声データ消失事件 [no.161(2020.11)より]

2019 年夏のある日、音声CD 資料が再生できない事件が起こりました。これは、ロシア科学アカデミーが採集した少数民族のフォークロアを収録し、アメリカで発売されたシリーズに含まれるもので、センターでは2010 年に購入したものです。

調べてみますと、CD そのものが変質したせいか、外見は普通ですがPC から認識することができません。シリーズの全部がそうなったわけでなく、認識できるCD と問題なく使えるCD が同じシリーズの中に混在することがわかりました。

なお、本学附属図書館本館も、同じシリーズを所蔵しています。早速問い合わせてみたところ、請求のあった資料は、残念ながらこちらで利用不能とわかりました。ただし、こちらもシリーズの中で利用可能のものと不能のものが混じっていて、利用できない部分がセンターとは一致していませんでした。

ここで、納入した書店に連絡し、利用不能の対応を相談したところ、2 ヶ月弱で新しい製品と交換していただくことができました。

CD やDVD は、記録媒体として必ずしも安定しておらず、データが消えてしまうことがあるという知識はありましたが、実際に遭遇したのはこれが初めてです。外見上はまったくわからず、実際に機械にかけてみないとわからないのが、面倒なところです。信頼できるバックアップを取るか、定期的に点検する以外に対策はないのでしょう。みなさまもどうぞご注意ください。[兎内]

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