スラブ・ユーラシア研究センター図書室
Library, Slavic-Eurasian Research Center

library-news-2009

【2009年】

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マイクロ・リーダ・プリンタの更新          [no. 119 (2009.11) より]

1996年度に導入した富士写真フィルムFDIP6200マイクロ・リーダ・プリンタについて、メンテナンス担当会社より、今後部品の供給ができなくなるという連絡があり、後継機を検討していましたが、米国製フィルムスキャナScanpro 2000を導入し、パソコンと接続して使用することになりましたので、お知らせします。

これによって、フィルムに記録された画像は、はじめからデジタル処理され、モニタに映し出し、あるいはプリントする以外に、USBメモリスティック等を持参いただければ、デジタル画像データとして受け取ることができるようになります。納品は、10月22日の予定です。[兎内]


新聞バックナンバーの利用について

耐震改修後の図書室では、収蔵スペースの不足から、新聞バックナンバーの相当部分を暫定的に外部の倉庫に預けています。

当該部分の利用については、事前の申し込みが必要で、出納に3日から1週間を要する状況です。ご不便をかけますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。[兎内]

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工藤幸雄氏旧蔵書の受入          [no. 118 (2009.8) より]

昨年7月5日、ポーランド文学者で元多摩美術大学教授の工藤幸雄氏が逝去されましたが、同年の暮れ、蔵書の整理をされていた関係者より連絡があり、その蔵書の一部をスラブ研究センターに寄贈いただけることとなりましたので、お知らせします。

内訳としては、ポーランド文学関係のポーランド語書籍、雑誌、および連帯運動関係資料があり、戦後のポーランド文学についての蔵書を大幅に充実させることができると期待されます。なお、資料は既に、この1月に到着しましたが、直後の引越、およびその後の作業の関係で、受入・整理の開始にはいま暫く時間を要する状況です。今後、作業が進展しましたら、改めてご案内させていただきます。

また、今回の寄贈につき、ご理解をくださいましたご遺族、および、目録の作成や梱包など、尽力くださいました関係者のみなさまに、この場を借りてお礼申し上げます。[兎内]


帝政ロシア地図帳デジタル版の公開 

本年5月より、ウェブサイト(http://srcmaterials-hokudai.jp/) を立ち上げ、本センターの所蔵する、帝政ロシア末期に作成された2冊の地図帳の画像を公開しています。

そのひとつは、『マルクス版世界地図帳』(ペテルブルク, 1905年)、もうひとつは、土地整理・農業総局移民局が同じマルクス社から刊行した3巻本『アジア・ロシア』(ペテルブルク, 1914年)の付録地図帳です。前者は、世界地図ですので、ロシア帝国だけでなく、日露戦争直前の世界がロシアの地図にどのように表現されたかを見ることができます。なお、残念ながら、「バルカン」の図幅が欠けています。後者は、シベリア、極東、および中央アジアを把握するために作成された地図帳で、地形や行政区分の他、気候、土壌、民族、宗教、通信、農業、予算など、さまざまな角度から当該地域を図化しています。

いずれも、大判で、劣化もあり、資料にかかる負荷を考えるとコピーの提供が難しかったのですが、京都大学の田中耕司氏を代表とした科研費「アフロ・アジアの多元的情報資源の共有化を通じた新たな展開」(基盤研究A, H18-20)において、400dpiカラースキャナーでデジタル画像を採取し、さらに、公開用のソフトウェアを開発することができました。次いで、昨年から開始された新学術領域研究「ユーラシア地域大国の比較研究」の中で、サーバーの設定と運用に要する経費をまかない、今回の公開に漕ぎつけた次第です。

また、両地図帳の収録地図のうち、ロシア・極東部とその周辺について、対比できる図を設け、その中の主要地名について、日・露・英・中の4つの言語で検索し、表示し、センターの所蔵する関連写真を表示できるようにしました。また、ウラジオストクのロシア国立極東歴史文書館の所蔵フォンドについてのデータを、日ロ両語で検索できるようにしています。

このような、ウェブサイトを通じた情報発信について、今後の展開が決まっているわけではありませんが、担当者としては、機会を捉えて推進していきたいと考えています。[兎内]

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耐震改修工事による移転について          [no. 117 (2009.5) より]

スラブ研究センターの耐震改修工事は、ほぼ予定通り本年2月末に竣工し、大学に引き渡されました。これを承けて、図書室は4月14日(火)から一時閉室し、移転作業をおこないます。なお、改修後のスラブ研究センター棟では、昨年までと同じく1階を使用しますが、大部分の壁を取り払い、一体的にスペースを使えるように、レイアウトを抜本的に見直しました。

移転作業後の、サービス再開は、5月20日ごろを見込んでいます。利用者のみなさまには、しばらくご不便をかけますが、よろしくお願いいたします。[兎内]

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逐次刊行物購読誌・紙の見直し          [no. 116 (2009.1) より]

 センター図書室では、これまで、購読する逐次刊行物タイトルの維持に努めてきましたが、財政的に困難となったため、見直しをおこない、2009 年度より約100 タイトルを削減することとなりました。

 また、ロシア・旧ソ連諸国の新聞については、保存用にマイクロフィルムを購入してきましたが、これも継続困難となり、2007 年分で終了となりましたのでお知らせします。利用者のみなさまにはご不便をかけますが、ご了解願います次第です。[兎内]



耐震改修工事完成による移転について

 昨年夏より始まったスラブ研究センターの耐震改修工事は、本年2 月中に竣工の予定でしたが、若干の遅れが生じている様子です。その後、図書室は、改修された建物の1 階に移動します。そのため、3 ~ 5 月ごろ、一時休室することが予想されますので、あらかじめご承知おき願います。[兎内]


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