インタビュー04 100万語達成者 shimanekoさん

ず1

多読の楽しさややりがいについて
ランナーたちの声をお届けする「ランナーズ・インタビュー」

第4回目は2015年7月に100万語を達成した shimaneko さんに
英語多読に対する熱い思いを語っていただきました

HP用写真お気に入りのPenguin Readersシリーズを手に取るshimanekoさん

多読マラソンを始めるきっかけは何だったのでしょうか?

病院に勤めているのですが、海外から来られる患者さんがだんだん増えてきたり、海外から視察する方の対応などありまして、英語ができるといいなと漠然と思っていました。
どうすると英語ができるようになるのかと情報収集して、TOEICの勉強をしたり英会話の学校に通ったりしたのですが、そのときに酒井邦秀先生の『100万語!ペーパーバックへの道』という本に出会ったんです。
その本から、言語を理解するときに、多読をすることによって文化的背景を理解することが非常に重要であるということを学んだのです。
多読をやってみようと思い、図書館で調べて、そうして取り掛かったのがきっかけでした。

始めてから半年、実力がついた実感はありますか?

ささいなことですが、簡単な英語で言いたいことを表現できるようになってきました。
学生時代に習った英語の文章というのは割と硬い文章で、日常会話でよく使う文章を習うことはあんまりなかったと思うのですが、多読をしていると、案外簡単な言葉で表現できることがわかりました。
例えば、"unhappy" という単語は、学校の英語では最初のうちには習わないと思うんですけど、私がよく読んでいる Penguin Readers ではかなり初期から繰り返し出てくるんですね。
だからああいう国の人たちは小さい頃からこういう単語で、自分の気持ちを表現しているんだなと思いました。
そういった小さな表現ひとつとっても、日本の英語学習では学ばなかったことも、多読の中から学べました。

最終的に英語はどれくらいのレベルまでいけたらと思っていますか?

日常会話が問題なくできること、そこから進んで今の仕事に支障がなくなること、あと読めることですね。日本の文献だけ読んでいるとやっぱり世界が狭くなりますので、早く英語の文献をたくさん読めるようになりたいですね。
仕事で英語の文献を読むことがあるのですが、辞書で調べ、訳しながら読む事に、とても時間とエネルギーを使うんですね。もうちょっと早く最新の情報収集をできるようになりたいので、そういうことを考えると、そのくらいの英語力はつけたいなと思います。

英語多読を続けるためのコツやモチベーションの維持の仕方を教えてください。

エクリーに登録することです(笑)
エクリーがでるまでは今のようなペースでは読んでいず、「いつか100万語になればいいな……」と思っていたのですが、このペースだとどれくらいかかるかもわからないし、生活の中で読む時間をどう確保すればいいのかも、わかりませんでした。今は主に通勤時間に読んでいますが、最初の頃は、読むときは腰が重いというか、本を読み始めるまで「さあ、やるか」みたいな感じだったんです。
エクリーに登録してから、自分が何語読んでいるかだけでなく、他に登録している方の語数や頑張りがわかり、自分も続けていこうというモチベーションにつながっています。

これから始める人、 いま続けていてうまくいかない人にアドバイスをください

無理をしないことだと思います。
多読三原則にある、面白くなかったら読まない、辞書は引かない、わからなくなったら飛ばすとか、そういうのって真面目な人はしづらいですよね。私もついわからない単語を調べたくなる衝動に駆られます(笑)。
この単語がわかればこの文章が理解できるのに・・・!と。
でもそういう風に「おあずけ」をくらうのもまた学習の意欲につながるのかもしれないですし、本の最後で「あ、こういう意味だったんだ」ってわかるかもしれません。

その……楽しんだらいいと思うんですよね。
私も最初は英語の苦行のような感じで始めたのですが、そのうち本の内容が楽しくなって……今は楽しいから続けられるのだと思います。
英語の本を読むことで世界のことを知ることができる、そういった喜びにつながる時期がくるので、本当に嫌がらないで楽しいことだけやっていければいいのかなと思います。


最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました。
次回のランナーズ・インタビューをお楽しみに!
2015-07

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