仕事紹介-利用支援課北図書館担当

利用支援課北図書館担当 得能 由貴

【プロフィール】
平成24年4月に採用。本館閲覧担当,水産学部図書担当,図書受入担当を経て,北図書館担当1年目(令和2年7月現在)

現在の仕事内容を教えてください

私の仕事は主に北図書館のカウンター担当です。北図書館の蔵書冊数は約37万冊(平成30年度)と学内で2番目ですが、年間の入館者数は約68万人(同上)と学内一です。特に1年生が多く利用するため、ガイダンスで図書館の使い方や資料の探し方を伝えることが重要になります。

ですが残念ながら感染症防止のため,今は集合形式でガイダンスを行うことができません。そのため、入館ゲートや自動貸出機など1年生が戸惑いそうな場所で動画を流したり、ポスターを貼ったりすることで、できる限り学生自身で使い方に気づけるような環境づくりを心掛けています。

私は展示も担当しています。展示では、利用者が普段目にしない本と出会うきっかけを創ることができます。どんな内容にしようかと考えるのは大変ですが、利用者が「こんな本もあったのか」という顔で手に取っているところを見ると、頑張った甲斐があったと感じます。今後はWeb上でも、電子ブックを使って展示ができないかと考えているところです。

広報部会の仕事内容

広報部会はその名前の通り北大図書館の広報について、課を横断して担当する組織です。私はHP/SNS班に所属しています。

HP/SNS班の主な仕事は、利用者が必要とする情報にたどり着きやすいようHPの動線を検討することと、SNSの運用を行うことです。特にSNSは、「いいね」の数やコメントという形ではっきりと反応が返ってくるところが楽しくもあり、緊張する仕事でもあります。利用者が不満に思っているポイントがわかって、サービスに役立てられることもありますね。SNSを通して図書館へ親しみを持ってもらいながら、負担感なく情報を受け取ってもらえるような情報発信をしていきたいです。

メッセージをお願いします

一般的にイメージされる「本を借りる場所」「勉強する場所」としての図書館は、感染症により通学が制限されると、その機能をほとんど発揮できなくなってしまいました。これからは場所としての図書館サービスを徐々に再開しながらも、在宅で学習する人を支える新しいサービスの提供や、電子ブック・電子ジャーナルなど既存のコンテンツの活用に並行して取り組んでいく必要があります。大変そうだと感じられるかもしれませんが、今まさに変化していくというのは面白いことでもあると思います。

学生や研究者のために何ができるか、一緒に考えていきませんか?

ある1日の流れ

8:30 開館準備。本を棚に戻す配架作業を行いながら、本の並びを整えます。
9:00 事務室で打合せ。その日の予定や利用者からの意見について情報共有します。
10:00 カウンター業務。学生に本の場所を質問されて、書庫内の配置について説明します。
12:15 お昼休み。学食へ行くのが楽しみです。
13:00 選書業務。紙の本だけでなく、電子ブックも選定します。
14:00 展示期間が終わった本の貸出回数を集計します。狙い通りに借りてもらえていると嬉しいです。
15:00 配架作業。量が多くてもなるべく30分以内に配架しきれるよう頑張ります。
15:30 SNSに投稿する内容を考えます。文案を担当内で確認してもらい、OKが出たら投稿します。
16:30 閉館準備。利用者のいない机にモップをかけていきます。
17:00 勤務終了。急ぎの仕事がなければ定時に帰宅します。