歴史に分け入る/世界を知る «東洋史» 一つ上のジャンルへ
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  1. 推薦者 : 清水 賢一郎   (メディア・コミュニケーション研究院)

    現代中国への認識を深めるのに一読の価値あり

    嵐を生きた中国知識人 : 「右派」章伯鈞をめぐる人びと / 章詒和著 ; 横澤泰夫訳. - 集広舎, 2007   北大ではどこにある?

    現代中国への認識を深めるのに一読の価値あり。50年前に開始された「反右派闘争」の中で「最大の右派」とされた父・章伯鈞をめぐる人びとを活写することにより、「中国共産党の政治」のあり方を世に問うた問題作。流麗な文章と深い人間理解、歴史への洞察によって中国内外で高い評価を受けたものの、発売後2ヶ月で再版不許可・発禁処分となった『往事並不如煙』を香港で改題・出版した完全版『最後的貴族』(香港・牛津大学出版社2004年)の日本語版。

    登録日 : 2007-12-06

  2. 推薦者 : 西 昌樹   (メディア・コミュニケーション研究院)

    マンガが入り口になる

    虹色のトロッキー(全8巻) / 安彦良和. - 中央公論新社(文庫), 2000   北大ではどこにある?

     初めてマンガを推薦するが、今「ガンダム・ザ・オリジン」を連載中の作者による満州を舞台にした現代史ものである。私たちが知らないでいた太平洋戦争時代の一面がここにある。五族協和とは何か。その実現のためにあった満州建国大学。そこに学ぶ蒙古人青年を主人公に、歴史上の人物が多数登場する。たとえば、これからの世界はアジアの盟主たる日本と白人の盟主となるアメリカの最終戦争になると主張した石原莞爾、合気道の創始者植芝盛平、現首相が尊敬するその祖父、岸信介...トロッキーの説明はしない、読んで知ってください。そして中国の八路軍ではなく抗日聯軍...た...   [続きを読む]

    登録日 : 2007-03-27

  3. 推薦者 : 川島 真   (公共政策大学院)

    戦後の日中関係を知る基本書

    日中関係 : 戦後から新時代へ / 毛里和子. - 岩波書店(岩波新書), 2006   北大ではどこにある?

    日中関係は、ますます難しい段階に入ってきました。しかし一方で、経済文化交流はきわめて盛んになり、学生諸君が将来にわたって中国と無関係でいるということは、ほとんどなくなってきています。日本と中国のかかわりの経緯と現状、そして将来についてコンパクトに知ることができる一書です。

    登録日 : 2006-08-30

  4. 推薦者 : 川島 真   (公共政策大学院)

    東アジアの歴史認識問題と対処案を知る一書

    国境を越える歴史認識 / 三谷博・劉傑・楊大慶編著. - 東京大学出版会, 2006年   北大ではどこにある?

    東アジアの歴史認識問題が大きな課題となっていますが、情緒的に結論を出すのではなく、なぜこれほどまでに歴史認識が異なるのか、そして具体的にどのように異なるのか、さらにではどうしていくべきなのか、ということについて記された一書。

    登録日 : 2006-08-30

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