地球と私たち
現在、16件登録されています。
  1. 推薦者 : 笠井 亮秀   (水産科学研究院・教員)

    雨はどうやってできるの?

    雨はどのような一生を送るのか / 三隅良平. - ベレ出版, 2017   北大ではどこにある?

     誰しも一度は「雨はどうやってできるの?」という素朴な疑問を抱いたことがあるだろう。本書は,雨のでき方から地上に降り注ぎ,その後地中や河川などでどのように水がふるまうのかが,丁寧に書かれている。
    読後は,きっと,これまでのモヤモヤが晴れるに違いない。

    登録日 : 2021-01-14

  2. 推薦者 : 笠井 亮秀   (水産科学研究院・教員)

    自分の身近な場所ではどのような気象災害が起きるのか?

    47都道府県 知っておきたい気象・気象災害がわかる事典 / 三隅良平. - ベレ出版, 2020   北大ではどこにある?

     自分の住んでいる町,地元,ゆかりの場所ではどのような条件下にあり,どのような気象災害が起きるのか?また,これまでに起きたのかがわかる本。
    いざという時のために一度読んでみましょう。

    登録日 : 2021-01-14

  3. 推薦者 : 千葉 惠   (文学研究科)

    惹きこまれ一気に読める素粒子宇宙論入門

    宇宙に終わりはあるのか?素粒子が解き明かす宇宙の歴史 / 村山斉. - ナノオプトニクス・エナジー出版局, 2010   北大ではどこにある?

    評者の書架には素粒子論や宇宙論の基本書、入門書が何冊かほこりをかぶっている。本書は稀なことにも「分かる」という感覚を頁毎に持続しながら、惹きこまれて一気に読むことができた入門書です。150頁の小著ということもありましょうが、評者には幸いな出会いをもたらしてくれ、あいまいで雑然としたなまかじりの知識に秩序と生命を与えてくれました。書名副題にあるように、著者は極微の素粒子の世界の解明が130億年の宇宙の構造と歴史の解明の手掛かりであることを明晰かつ簡明にそして説得的に展開しています。物理学のこの領域においては何が問題になっており、...   [続きを読む]

    登録日 : 2010-12-08

  4. 推薦者 : 蓬田 清   (理学研究科)

    新・GPS測量の基礎 / 土屋淳, 辻宏道. - 日本測量協会, 2002   北大ではどこにある?

     車のカーナビや携帯電話にも搭載され、現在の測量や地球科学の基礎となっているGPS測量技術の基礎を必要かつ十分なレベルで解説。

    #2008年にタイトルが『GNSS測量の基礎』として変更され,改訂版が刊行された。(2008-10-28北分館)

    登録日 : 2007-05-31

  5. 推薦者 : 柴田 英昭   (北方生物圏フィールド科学センター)

    生物地球化学に関するレビュー集

    Biogeochemistry / Schlesinger, W.H.. - Elsevier, 2005   北大ではどこにある?

    地球化学に関するシリーズ本の一環として編纂されている本書は、生物地球化学に関する各項目についてのこれまでの研究成果や今後の課題について、各分野の第一人者によるレビューがまとめられています。基本的なプロセスから応用課題まで含まれていますし、引用文献も豊富です。

    登録日 : 2007-05-31

  6. 推薦者 : 柴田 英昭   (北方生物圏フィールド科学センター)

    安定同位体を活用した物質循環研究

    生物地球化学 / 南川雅男・吉岡崇仁. - 培風館, 2006   北大ではどこにある?

    生物地球化学全般に関する解説のみならず、本書の特徴は炭素や窒素などの生元素について天然のトレーサーとして安定同位体を用いた最新の物質循環研究について述べられています。

    登録日 : 2007-05-31

  7. 推薦者 : 柴田 英昭   (北方生物圏フィールド科学センター)

    森林流域での物質循環研究

    Biogeochemistry of a forested ecosystem / Likens, G.E. and Bormann, F.H.. - Springer-Verlag, 1995   北大ではどこにある?

    米国北東部にあるHubbard Brook実験林は流域レベルでの水・物質循環の長期モニタリングを継続し、酸性雨の生態系影響などを研究した場所として有名なです。本書はHubbard Brook実験林における研究成果をもとに、流域スケールでの水・物質動態、収支について解説しています。原著は1977年に書かれていますが、1995年に出版された第二版では他地域との比較も加えられています。

    登録日 : 2007-05-31

  8. 推薦者 : 羽部 朝男   (理学研究科)

    宇宙は面白い

    宇宙を顕微鏡で見る / 佐藤文隆. - 岩波書店, 2001   北大ではどこにある?

     夜空を見上げて宇宙の神秘を感ずることは、都会では難しい。しかし,夏のキャンプで運が良ければ満天の星の美しさに息をのみ、宇宙はどうなっているんだろうと考えたくなる。
     2006年のノーベル物理学賞は、宇宙の神秘に最も科学的に迫った「宇宙マイクロ波背景放射の観測」に関するものだった。この年は、プラハで行なわれた国際天文学連合総会(実はぼくも参加していた。テレビには映らなかったが)で、冥王星が惑星ではないことを決議したことがマスコミに連日報道された年である。冥王星は身近だし教科書に影響するからと熱く報道されるのは理解できるが、学問的...   [続きを読む]

    登録日 : 2007-05-31

  9. 推薦者 : 柴田 英昭   (北方生物圏フィールド科学センター)

    生物地球化学、物質循環を本気で学びたい人は必読

    Biogeochemistry / Shlesinger, W.H.. - Academic Press, 1997   北大ではどこにある?

    生態系における物質の流れ、循環について研究対象としている生物地球化学という研究分野の教科書として大変良く読まれている教科書です。個別のプロセスからグローバルな解析まで、網羅的に解説されており、この分野について詳しく勉強したい方にお勧めです。

    登録日 : 2007-05-31

  10. 推薦者 : 羽部 朝男   (理学研究科)

    宇宙について知ろう

    宇宙 起源をめぐる140億年の旅 / ニール・ドグラース・タイソン, ドナルド・ゴールドスミス著 ; 水谷淳訳. - 早川書房, 2005   北大ではどこにある?

     最近,宇宙についての理解が大いに進んだ。にもかかわらず、高校で宇宙のことを勉強する機会がほとんどないのが現状だろう。NHKで時々取り上げられるが,系統的な解説を行なうには番組の時間が短すぎるため、尻切れとんぼの感が否めない。この本は、最近の宇宙の研究がどこまで進んでいるのかを分かりやすく書いてある。しかも,著者は宇宙の観測による一流の研究者であるので、観測事実に即しながら話しを展開してるので分かりやすい。宇宙の科学に興味ある方はぜひ読んでほしい。

    登録日 : 2007-02-16

  11. 推薦者 : 蓬田 清   (理学研究科)

    プレートテクトニクスの基礎

    続 プレートテクトニクスの基礎 / 瀬野 徹三. - 朝倉書店 , 2001   北大ではどこにある?

    地球科学の基礎であるプレートテクトニクスについて簡単な物理モデルで定量的に説明する基礎を解説。さらに、沈み込み帯や日本列島付近の火山・地震現象の最新トピックスにも言及。

    登録日 : 2006-12-27

  12. 推薦者 : 日置 幸介   (理学研究科)

    地震が足りない?消えたエネルギーはどこへ行ってしまうのか‥

    スロー地震とは何か: 巨大地震予知の可能性を探る / 川崎一朗. - 日本放送出版協会, 2006年   北大ではどこにある?

    兵庫県南部地震以降の最近十年の地震学の歩みを概観するのに最適な図書。特に測地観測に基づくゆっくり地震の発見に重点が置かれている。「日本沈没」を見て地球物理に興味を持った人もぜひどうぞ。

    登録日 : 2006-08-17

  13. 推薦者 : 日置 幸介   (理学研究科)

    こんなに凸凹だったなんて・・・・丸けりゃいいってもんじゃない

    地球が丸いってほんとうですか? : 測地学者に50の質問 / 大久保修平, 日置幸介編著. - 朝日新聞社, 2004   北大ではどこにある?

     地球の形や重力、回転、それらの時間変化など、地球の力学的な姿の基本をやさしく解説した本です。50個の質問と回答の形式なのでどこから読んでもOK。世の中には地震と火山と気象の本ばかりがあふれていますが、こんな地球科学の基本に立ち返った本を最初に読むことが肝心です。

    登録日 : 2006-02-21

  14. 推薦者 : 小泉 格   (総合博物館)

    新しい気候の科学 / トマス・レヴェンソン著 ; 原田朗訳. - 晶文社, 1995.8   北大ではどこにある?

    この本は、[Ice Time- Climate, Science, and Life on Earth] Harper & Row 1989 (「氷の時代ー気候、科学そして地球の生命」)の全訳である。

    私たちは,間氷期にあっても高緯度域が氷河に覆われている,氷の時代に生きているのだという環境設定から始って,気候科学とはどんな科学か,私たちの社会とどうかかわっているか,気候科学が担っている使命とはなにかなどについて述べている。

    この本では,気候を非常の長い時間スケ−ルでとらえ,それから次第に近くに焦点をあわせ,現在の天気が,地球という星の形成や大昔から続いてきた天候という仕組みの機能(システム)とどのように関連して...   [続きを読む]

    登録日 : 2005-07-29

  15. 推薦者 : 小泉 格   (総合博物館)

    気候変動論 (岩波講座地球惑星科学 ; 11) / 住明正 [ほか]著. - 岩波書店, 1996.9   北大ではどこにある?

    地球の表層環境を形成している「気候システム」は,大気,海洋,雪氷,土壌,植生などの様々なサブシステムから構成される総合的なシステムであるので,気候システムんの変動をよく理解するためには,様々なサブシステム間の相互作用とフィ−ドバックによる気候システム全体の変動を理解することが必要になる。また,気候システムの変動には,様々な時間スケ−ルの現象が含まれており,それらが相互に関連しあっている。

     この本では,気候システムの変動を時間スケ−ルの短い変動から長い変動までエルニ−ニョが,気候システムの変動として最大限度に近 い変動の振幅を...   [続きを読む]

    登録日 : 2005-07-29

  16. 推薦者 : 小泉 格   (総合博物館)

    深海底の科学 : 日本列島を潜ってみれば (NHKブックス;814) / 藤岡換太郎著. - 日本放送出版協会, 1997.11   北大ではどこにある?

    表記の「NHKブックス814」は、一つ一つの話題が要領よくまとめられているので、どこから読んでも良いところが特徴と言える。

    骨子となる六章は組み立てが良く考えられていて、
     序章 地球の見方−潜水調査船科学への招待
     第一章 地球科学の基礎知識−動かざること大地の如し
     第二章 深海から見た東日本列島−ふるいプレ−トの沈み込むところ
     第三章 深海から見た西日本列島−若いプレ−トが沈み込むところ
     第四章 海の後ろに海がある−日本海の背弧海盆に潜る
     第五章 日本列島周辺のプレ−トの境界
     終章  深海探査に何ができるか−環境・災害・資源
    ...   [続きを読む]

    登録日 : 2005-07-29

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