考古学 一つ上のジャンルへ
| page | 1
- 推薦者 : 中村重穂 所属 : 国際連携機構国際教育研究センター 身分 :
わくわくするナイル源流への旅の記録
ナイルに沈む歴史-ヌビア人と古代遺跡- / 鈴木八司. - 岩波書店 , 1970
北大ではどこにある? |
|
最近(特に今世紀になってから)、岩波新書(新赤版)がつまらなくなってきた。社会の流れが速くなるのに歩調を合わせすぎているのか、時事的なものが多くなり-それはそれで必要だと思うが-長く手元に置いて何度も繰り返して読みたくなるような内容のものが減っている気がする。ここに推薦する青版の『ナイルに沈む歴史』は、僕が中学生の時にでた本であるが、アスワン・ハイダムの建設によるアブ・シンベル神殿の水没を回避するための国際プロジェクトの一環として著者の鈴木氏が行ったエジプト・ナイル川上流地域の踏破記録である。それまでもハワード・カーターによる... [続きを読む] |
登録日 : 2016-02-08
名著
- 推薦者 : 加藤博文 所属 : 文学研究科 身分 :
モノにこめられた意味とメッセージ
先史時代の女性 : ジェンダー考古学事始め / マーガレット・エーレンバーグ著 ; 河合信和訳. - 河出書房新社 , 1997.5
北大ではどこにある? |
|
考古学という学問がある。人間の社会を人間が作りだす「モノ」、つまり物質文化資料を通して復元しようという学問である。博物館などに足を運んだことのある人ならば、古い年代順に土器や石器が並べられて、どのように太古の時代から現在まで私たちの歴史が移り変わってきたのかを見たことがるであろう。あの歴史の多く、文字のない時代、物質文化に基づく歴史の復元の多くは、考古学の資料によって復元されたものである。
しかし、考古学は単に容器や道具がどのくらい古いのか、何千年前なのかを単に推定するだけのものではない。またただ容器を形や装飾の違いから... [続きを読む] |
登録日 : 2006-02-22
学習に最適
page | 1 |