和多 和宏 推薦リスト
現在、5件登録されています。
  1. 推薦者 : 和多 和宏   (理学研究院・教員)

    ノーベル賞を取った人の半分はその先生もノーベル賞を取っている

    メンター・チェーン : ノーベル賞科学者の師弟の絆 / ロバート・カニーゲル著 ; 熊倉鴻之助訳. - 工作舎, 2020   北大ではどこにある?

     自分の経験からも、これまで行ってきた研究や自分の研究室を運営するなかで、自分がとってきた行動・決断は、確かにこれまでに自分が所属してきた研究室及び、ここでいう研究の師匠(メンター)の影響を間違いなく受けている。
     落語の世界では、「師匠選びも芸のうち」という。これは、研究の世界でも指導教官を選ぶ際に通じるところがあると思う。これから自分が入る研究室を選ぶ前に、この本を一度読んでみると何か違う視点を得れるかもしれない。

    登録日 : 2022-07-01

  2. 推薦者 : 和多 和宏   (理学研究院・教員)

    神経科学に基づいた教育

    脳はこうして学ぶ : 学習の神経科学と教育の未来 / スタニスラス・ドゥアンヌ著 ; 松浦俊輔訳. - 森北出版, 2021   北大ではどこにある?

    医学が、経験をもとにした医術から生命科学を土台としたサイエンスの一部となったように、教育も同じ軌跡をたどるだろうと思う。
    本のタイトルに惹きつけられた人は、読んで決して後悔しない内容になっている。

    登録日 : 2022-07-01

  3. 推薦者 : 和多 和宏   (理学研究院・教員)

    進化を実験する

    生命の歴史は繰り返すのか? : 進化の偶然と必然のナゾに実験で挑む / ジョナサン・B・ロソス著 ; 的場知之訳. - 化学同人, 2019   北大ではどこにある?

     私は中学生のとき、古墳時代を研究する考古学者になりたいと思っていた。中学校の郷土部という文化系クラブに所属していて、調査研究というものをはじめて体験した影響も強かったと思う。しかし、歴史を研究することの難しさというか、歯がゆさに気がついた。歴史の一回性、再現検証の問題である。人と人、文化と文化の交流など、そのとき、その場で起こったことにゆえに歴史が形成される。その時間の流れを後世になって、あれこれ推測して精度・深度を上げても、いつまでも「多分そうだったのだろう」ということしか言えないだろう、それをもって自分が分かったと納得で...   [続きを読む]

    登録日 : 2022-07-01

  4. 推薦者 : 和多 和宏   (理学研究院・教員)

    スポーツ能力を遺伝と環境の観点から考える

    スポーツ遺伝子は勝者を決めるか? : アスリートの科学 / デイヴィッド・エプスタイン著 ; 川又政治訳. - 早川書房, 2014   北大ではどこにある?

     小学校・中学校の体育の時間で、自分をふくめた同級生の運動能力の違いって何だろうと考えなかっただろうか?なぜ自分は運動会の駆けっこでいつも一番になれないのだろうと思わなかっただろうか?自分がもし、小さいころから毎日10Km走り続けていたら、オリンピックのマラソン選手になっていただろうか? 運動は紛れもなく生物としての表現型の一つである。ということは、遺伝と環境の両方の影響を受けるはずである。具体的にどのように影響を受けるのか? どうぞ読んでみてください。そして考えてみてください

    登録日 : 2022-07-01

  5. 推薦者 : 和多 和宏   (理学部 生物科学科(生物))

    ヒトを含む生物の「生まれと育ち」を考える

    やわらかな遺伝子 / マット・リドレー著 ; 中村桂子, 斉藤隆央訳. - 紀伊国屋書店, 2004   北大ではどこにある?

    自分は他人と何が同じで、違うのか、それはどうして、いつそうなったのか。生物学から、人の生き方や教育・心理学・哲学にも影響を与える内容が盛り込まれています。

    登録日 : 2014-04-10

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