須田 勝彦 推薦リスト
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  1. 推薦者 : 須田 勝彦   (教育学部)

    論理学とは何か

    論理学―思考の法則と科学の方法 / 鰺坂 真他. - 世界思想社, 1987年   北大ではどこにある?

    論理学は,アリストテレスの時代から現代まで,変容を遂げながら進化を続けてきている。「論理的思考とは何か」を考えるためにはやはり論理学についての認識が必要だろう。この書は,哲学における論理と,数学の一領域となった記号論理学との,ほどよい橋渡しとなってくれるだろう。

    登録日 : 2007-03-26

  2. 推薦者 : 須田 勝彦   (教育学部)

    論証数学の成立

    数学のあけぼの / A.K.サボー,伊東俊太郎他訳. - 東京図書, 1976年   北大ではどこにある?

    今も昔も,洋の東西を問わず,また文型,理系を問わず,学問とは何かを論ずるとき,数学はひとつの論題とされてきた。この書は,数学史研入門書である。特に論証科学としての数学の成立における哲学との相互関連が非常に興味深い。「哲学」が何か古臭いたわごとであるかのように考えられることが多い最近,特にこのような思索に取り組む時間を持ってほしいと思う。

    登録日 : 2007-03-19

  3. 推薦者 : 須田 勝彦   (教育学部)

    数学をなぜ学ぶのだろう

    数学教育の根本問題 / 小倉金之助. - 玉川大学出版, 1973年   北大ではどこにある?

    皆さんはこれまで,当然のこととして数学を学んできたと思う。しかし,大学に入学した今,改めてなぜ数学を学ぶのか,考えてほしい問題である。主に昭和の前半期,日本の針路と学問の進歩に洞察を加え「数学教育の目的は科学的精神の涵養にある」という思想を展開した小倉の著作は今現在でも光芒を放ち続けている。「人文科学の基礎」履修者以外の方にもぜひ一読をお勧めしたい。
    (なお,この本は,小倉金之助著作集をはじめ,さまざまな形態で出版されていて,玉川大学出版の本以外でも見ることができる。例えば『

    登録日 : 2007-02-23

  4. 推薦者 : 須田 勝彦   (教育学部)

    ユークリッド幾何学の成立過程

    数学の歴史1  ギリシアの数学 / 伊東俊太郎他. - 共立出版, 1979年   北大ではどこにある?

    ユークリッド『原論』の多くの源流の中で,特にタレス,ピュタゴラス,ヒポクラテスの到達点が分かりやすく,具体的に解説されている。これらとの対比によって,『原論』の主要部分の理解が容易になるだろう。

    登録日 : 2007-02-23

  5. 推薦者 : 須田 勝彦   (教育学部)

    知とは何か,という対話

    形而上学(上) / アリストテレス[著] ,出隆訳. - 岩波文庫, 2006年   北大ではどこにある?

    BC.340年ころ,ギリシアで書かれたこの本が今も読まれている。哲学者でもなく,古典語を読めるわけでもない私は,当然日本語訳しか読めないが,この書がとても好きになった。今の私たちとまったく違った思惟様式において書かれたこの書が,それにもかかわらず,多くの対話が可能であることに驚かされる。

    登録日 : 2007-02-22

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