「本は脳を育てる」について
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本は脳を育てる ~北大教員による新入生への推薦図書~ 

国際社会

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  1. 推薦者 : 岡田敦美  所属 : メディア・コミュニケーション研究院  身分 : 

    グローバリゼーション研究の一人者による入門書 
    グローバリゼーションとは何か―液状化する世界を読み解く / 伊豫谷登士翁. - 平凡社新書 , 2002     北大ではどこにある?
    「グローバリゼーション」というとき、それは「国際化」とどう違うのか、そしてグローバリゼーション研究が、いかなる問題意識に立脚して、どのような現象を分析対象としてきたのかを知るうえで、最良の一冊です。
     キーワードは、たとえば国民国家の相対化、世界秩序、南北問題、多国籍企業、メディア、移民、労働市場・・・。アクチュアルな現象に関心がある人、開発援助に関心がある人は、是非読んでみましょう。

    第一章:グローバリゼーションの課題は何か、 第二章:時代としてのグローバリゼーション、 第三章:グローバリゼーションをマッピングす...  [続きを読む]

    登録日 : 2007-06-25     HOT TOPIC!(時事的なもの)

  2. 推薦者 : 鍋島孝子  所属 : メディア・コミュニケーション研究院  身分 : 

    市民が作る国際政治 
    地球時代の国際政治 / 坂本義和. - 岩波書店 , 1990年     北大ではどこにある?
     国際政治とは、強い国家が国益のためにやりたい放題する状態だと思っていませんか。確かにそういった面は否定できません。しかし、著者は世界が核兵器の脅威に直面している中、市民の力で国際政治の構造が変動する可能性を示唆しています。
     決して安易な理想主義ではなく、市民と国家、国際社会の在り方について冷徹に検証しています。

    登録日 : 2007-05-31     名著

  3. 推薦者 : 岸本晶孝  所属 : 理学研究科  身分 : 

    人類の岐路 
    覇権か、生存か : アメリカの世界戦略と人類の未来  / ノーム・チョムスキー. - 集英社 , 2004     北大ではどこにある?
     北朝鮮の核実験に触発されて、与党の有力者から、わが国も核を保有するべきだ、というような議論が出ました。政府の見解は、非核三原則を貫く、しかし言論は自由なので、将来のことをあれこれ思い巡らすなかに「核武装」という選択肢も残しておく、ということであったようです。ここで肝心なことからわざと目を背けていることに気づきます。この問題のまえに、当然、アメリカの覇権にどう対処するべきか、という議論を済ませておかなければならないからです。(実際に核武装すれば、イスラエルという例外がありますが、アメリカの逆鱗に触れることは確実です。)
     チ...  [続きを読む]

    登録日 : 2007-02-19     ぜひ読んでみてほしい

  4. 推薦者 : 西昌樹  所属 : メディア・コミュニケーション研究院  身分 : 

    メディアとは 2 
    戦争報道 / 武田徹. - ちくま新書 , 2003     北大ではどこにある?
     ジャーナリズムは戦争の悲惨さを伝える一方、9.11以後のアメリカのように戦争を煽る愛国報道になる。第二次世界大戦からアフガン戦争まで戦争と報道の問題を論じる。そして戦時においては中立の報道どころか広告(プロパガンダ)に加担する姿を示す。これで基礎知識を得てから、他の戦争とメディア論に進むと良いと思う。

    登録日 : 2007-01-11     基本書

  5. 推薦者 : 西昌樹  所属 : メディア・コミュニケーション研究院  身分 : 

    知らないことはいくらでもある 
    メンデ奴隷にされた少女 / メンデ・ナゼール. - ソニーマガジンズ , 2004     北大ではどこにある?
     今の世界にも奴隷は存在する。しかも政府の黙認において。スーダンで家族から拉致された子供たちは売られている。その地域はまさに伝説のマサイ族の地域だ。私たちは何事も知ったつもりになってはいけない。短いワンフレーズのコメントに棹差せば流される。

    登録日 : 2006-08-17     ぜひ読んでみてほしい

  6. 推薦者 : 寺田龍男  所属 : メディア・コミュニケーション研究院  身分 : 

    中国の超一流大学を紹介してくれる本 
    中国の頭脳・精華大学と北京大学 / 紺野大介. - 朝日新聞社 , 2006年     北大ではどこにある?
     この本を読むと、今でははやらなくなった「エリート」という言葉を思い出します。中国の若い秀才たちの学習ぶりはすさまじく、学部生段階でアメリカの大学から「ウチに(留学に)きてほしい」と声がかかるとも。日本の学生たちはこの点でまるで眼中にないとの指摘は正直耳が痛い。「だから北大生もがんばれ」というまえに、自分の研究・教育レベルをどうしたら上げられるかと考えてしまった。
     ただし、この本に書かれているのは巨大な中国社会の一面に過ぎません。中国の大学(すべて国立、約1000校)にも(著者によると)「ピンからキリ」まであり、中には大学とは...  [続きを読む]

    登録日 : 2006-08-01     HOT TOPIC!(時事的なもの)

  7. 推薦者 : 下澤楯夫  所属 : 電子科学研究所  身分 : 

     
    特命全権大使米欧回覧実記 / 久米邦武編著 ; 水澤周訳注. - 岩波書店 , 1997.9     北大ではどこにある?
    140年前、日本の青年リーダー達は世界に何を見たか。

    登録日 : 2006-02-22     ぜひ読んでみてほしい

  8. 推薦者 : 樽本英樹  所属 : 文学研究科  身分 : 

     
    国際社会学 : 国家を超える現象をどうとらえるか / 梶田孝道編. - 名古屋大学出版会 , 1996.4     北大ではどこにある?
     国民国家システムというグローバルな構造が変動し、様々な側面から「国際化」が生じている。それに伴い、「社会」を社会現象の分析 枠組とすることに疑問符がつけられるようになった。ではどのような問題にどのようなアプローチを行えばよいのか。
     この疑問に「国際社会学」という立場で答えようとしているのが本書である。トランスナショナルな主体、グローバライゼイション、エスニシティ、ナショナリズム、人の国際移動等のテーマを掲げながら、「国際社会学」という新たな分野を開拓しようとしている意欲作である。

    登録日 : 2005-08-02     

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