「本は脳を育てる」について
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本は脳を育てる ~北大教員による新入生への推薦図書~ 

音楽

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  1. 推薦者 : 小林和也  所属 : 高等教育推進機構オープンエデュケーションセンター  身分 : 職員

    北大図書館に眠る財宝 
    四季・ユートピアノ (DVD) / 佐々木昭一郎. - NHKサービスセンター , 1986     北大ではどこにある?
     佐々木昭一郎という偉大なる映像作家の作品は、テレビドラマであったということが災いし、ほとんどソフト化されていない状況です。しかしなんと我らが北大図書館には『四季・ユートピアノ』のVHSがあるではありませんか。

     映画は映像、イメージです。だからこの映画について抽象された物語の部分を伝えても何の意味もありません。家族は主人公榮子を置いて皆死んでしまいます。彼女は貧困の中で育ちますが、ピアノの調律師となります。多くの出会いがあり訣れがあります。でも映画は少しも暗くありません。彼女は「音の日記」をつけています。最初に聞こえた音の記憶か...  [続きを読む]


    登録日 : 2018-10-11     名著

  2. 推薦者 : 中村重穂  所属 : 国際連携機構国際教育研究センター  身分 : 教員

    アメリカに生まれて生きる、とは 
    ボーン・トゥ・ラン : ブルース・スプリングスティーン自伝 / ブルース・スプリングスティーン著 ; 鈴木恵, 加賀山卓朗他訳. - 早川書房 , 2016     北大ではどこにある?
    “ボス”と呼ばれるアメリカのロックンロール・ミュージシャン、ブルース・スプリングスティーンが7年をかけて執筆した自伝である。この本から彼の音楽に対する姿勢を窺えるのは当然だが、それ以上にアメリカ東海岸の労働者階級の家庭にアイルランド系、イタリア系、オランダ系という様々な血脈を受けて生まれ育ったスプリングスティーンが自分の出自を絶えず意識しながら音楽を作り演奏していく姿は、日本人のかなりの部分=日本(ヤマト)民族という出自を普段意識することのない存在には、強い印象を与えるであろう。彼の音楽が好きな人だけでなく、帰属意識(カタカナ言...  [続きを読む]

    登録日 : 2017-09-05     ぜひ読んでみてほしい

  3. 推薦者 : 中村重穂  所属 : 国際連携機構国際教育研究センター  身分 : 

    「音楽」に対する屈折した思い 
    ピアニストのノート / ヴァレリー・アファナシエフ. - 講談社 , 2012     北大ではどこにある?
    著者のアファナシエフの演奏を学生時代に聴いたことがある。山田一雄指揮の東京都交響楽団定期演奏会でシューマンの「ピアノ協奏曲」だった。なぜそんな昔のことを覚えているかというと、その時初めて聴いたアファナシエフの演奏が非常に“奇妙”だったからである。「違和感」というのでもない、「斬新」というのでもない、ただ、「こんなふうにシューマンも弾けるんだ」という感覚を抱いたことを今でも覚えている。その後、彼のプロフィールなどを知る機会もあったが、この本を読んでみて昔聴いた演奏とどこか重なり合うような感覚を思い出すことができた。この本は、エッ...  [続きを読む]

    登録日 : 2016-10-08     ぜひ読んでみてほしい

  4. 推薦者 : 河合剛  所属 : メディア・コミュニケーション研究院  身分 : 

    waiting for the 2nd edition 
    The Billboard Illustrated Encyclopedia of Music: From Rock, Pop, Jazz, Blues and Hip Hop to Classical, Country, Folk, World and More / Paul du Noyer. - Watson-Guptill , 2003     北大ではどこにある?
    The author tackles an enormous challenge: to catalog music. What we should learn as scientists is how to broadly, fairly, and accessibly condense a vast swath of human endeavor. Carl Sagan did it for cosmology. This book attempts to do it for music. The book is out of print, but perhaps soon a 2nd edition might appear. When it does, find it, and learn how to compress large amounts of knowledge into manageable form.

    登録日 : 2015-03-03     ぜひ読んでみてほしい

  5. 推薦者 : 河合剛  所属 : メディア・コミュニケーション研究院  身分 : 

    a guide book for a journey through jazz 
    The Jazz Standards: A Guide to the Repertoire / Ted Gioia. - Oxford University Press , 2012     北大ではどこにある?
    Award-winning Stanford University professor Ted Gioia (who also wrote ''The history of jazz'') explains the songs -- the standards -- of jazz. If you like the book, buy the Kindle version so that you can take it with you to live music events.

    登録日 : 2015-01-28     学習に最適

  6. 推薦者 : 河合剛  所属 : メディア・コミュニケーション研究院  身分 : 

    from seaweed to brass 
    Horns and Trumpets of the World: An Illustrated Guide / Jeremy Montagu. - Rowman & Littlefield Publishers , 2014     北大ではどこにある?
    Designers of electronic musical instruments, especially model-based synthesizers, might take a careful look at the detailed inventory of horns and trumpets in this book. The author includes measurements that help model the instrument electronically. We, as scientists, should marvel and be humbled at the sheer effort required in cataloguing a vast array of objects.

    登録日 : 2015-01-28     ぜひ読んでみてほしい

  7. 推薦者 : 河合剛  所属 : メディア・コミュニケーション研究院  身分 : 

    jazz history, one year at a time 
    The chronicle of jazz / Mervyn Cooke. - Oxford University Press , 2013     北大ではどこにある?
    This book is relatively up-to-date (the revised edition was published in 2013). The book covers in chronological order the history of jazz up to the present time. A fair amount of images is included (unlike Ted Gioia's book, which is all text).

    登録日 : 2015-01-28     ぜひ読んでみてほしい

  8. 推薦者 : 中村重穂  所属 : 国際連携機構国際教育研究センター  身分 : 

    バッハを聴くために 
    J・S・バッハ / 礒山雅. - 講談社 ,      北大ではどこにある?
    私事から始めるので恐縮だが、僕の父親は、生前「バッハは何を聴いても同じに聞こえるから嫌いだ」と言っていた。まあ、ギターで「湯の町エレジー」(知らないだろうなぁ)を弾くような父親だったから、バッハにそれほど縁があったとは思えないが、幼少時の僕には結構このことばは刷り込みになってしまい、後年楽器を習うようになってからもバッハは聴くのを避けていたところがある。しかし、チェロを習うようになって「無伴奏チェロ組曲第一番」を自分で演奏してみたとき、一見単純に見える楽譜から実に調和に満ちた曲が立ち現れてくるのに驚き、いかに父親のことばがいい...  [続きを読む]

    登録日 : 2014-06-21     名著

  9. 推薦者 : 中村重穂  所属 : 国際連携機構国際教育研究センター  身分 : 

    偶像破壊の果てに聞こえるものは 
    ベートーヴェンとべートホーフェン-神話の終わり- / 石井 宏. - 七つ森書館 , 2013     北大ではどこにある?
    近年(だけの現象ではないのかもしれないが)、歴史上の人物像の見直しや新解釈の本が目白押しである(例えば、エヴァリスト・ガロアやレオナルド・ダ・ヴィンチ)。その中で、この本はベートーヴェンの名前の読み方が実は「べートホーフェン」である、というところから説き起こして、よく知られている(らしい)髪の毛を振り乱した眼光鋭い「ベートーヴェン」の肖像が実像とはずれていることに進み、あとはひたすらこれまで語られてきた「べートーヴェン」像を解体して実像を描き出そうとする。その書きぶりは、副題の「神話の終わり」どころかまさに「偶像破壊」といった勢いであ...  [続きを読む]

    登録日 : 2014-03-10     ぜひ読んでみてほしい

  10. 推薦者 : 佐藤淳二  所属 : 文学研究科  身分 : 

    モーツァルトを思考しよう! 
    モーツァルト22 DVDボックス / . - ドイツグラモフォン ,      北大ではどこにある?
    モーツアルトは、「感覚」で聴ける代表的な「天才音楽家」として受け取られてきたし、現に、「心で感じればいいんです、モーツァルトの音楽は!」というたぐいの、愚かな言葉たちによって、モーツァルトの思考は踏みにじられ続けている。植物さえもモーツァルトを流していれば生育がいいように、われわれの「脳」モーツァルトによって育つという虫のいい話が、まことしやかに流通している。

    そうではない! モーツァルトの残したオペラを見るならば、そこに疑いもなく、鋭利な人間観察と皮肉な知性、そして何よりも深い無意識的とも言える世界への探求が、見よう...  [続きを読む]

    登録日 : 2009-11-18     ぜひ読んでみてほしい

  11. 推薦者 : 清水賢一郎  所属 : メディア・コミュニケーション研究院  身分 : 

    日中関係について美術品の交流とそのマーケットという視点から迫ろうというユニークな書 
    美術と市場 : 日本と中国の美術品交流と変遷からの視点 / 半田晴久著. - たちばな出版 , 2007     北大ではどこにある?
    日中関係について美術品の交流とそのマーケットという視点から迫ろうというユニークな書。美術はもちろん芸術品であるが、それと同時に、価格がつき、売買される、れっきとした〈商品〉としての一面も無視することはできない。アートを通じた国際交流が今後ますます盛んになっていくであろう現在、考え、行動するためのヒントが見つかるかもしれない。

    登録日 : 2007-12-06     ぜひ読んでみてほしい

  12. 推薦者 : 西昌樹  所属 : メディア・コミュニケーション研究院  身分 : 

    表象文化論関係 
    「演歌」のススメ / 藍川由美 [著]. - 文芸春秋 , 2002.10     北大ではどこにある?
    日本のうたの歴史を扱った基本書。西洋音楽の輸入以来見下されてきた日本のうたを評価する試みの書物である。うたを論じるときおさえておくべき文献。

    登録日 : 2006-02-22     基本書

  13. 推薦者 : 西昌樹  所属 : メディア・コミュニケーション研究院  身分 : 

    表象文化論関係 
    恋の花詞集 : 歌謡曲が輝いていた時 / 橋本治著. - 筑摩書房 , 2000.4     北大ではどこにある?
    日本の歌謡曲とその時代背景を論じた優れた書物。橋本治の評論の論理は見かけとは違って、非常に正統派で独創的でもある。彼のマンガ論や文化論は示唆に富むものが多い。文化論に興味を持つ者にとって必読の著作家である。

    登録日 : 2006-02-22     名著

  14. 推薦者 : 西昌樹  所属 : メディア・コミュニケーション研究院  身分 : 

    表象文化論1 
    J-POP進化論 : 「ヨサホイ節」から「Automatic」へ / 佐藤良明著. - 平凡社 , 1999.5     北大ではどこにある?
     日本のうたに関する優れた音楽論の入門書。映像やうたは趣味だけではない。東大の先生にこんな人がいるのは羨ましい。

    登録日 : 2006-02-21     名著

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