美術 一つ上のジャンルへ
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- 推薦者 : 河合 剛 所属 : 外国語教育センター 身分 : 教員
平城京遺跡を専属ガイドつきで回る気分
平城京一三〇〇年「全検証」 : 奈良の都を木簡からよみ解く / 渡辺 晃宏. - 柏書房 , 2010
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博物館・美術館を訪れると展示物よりも説明文に目が向いてしまう私は、文章による解説が不可欠と見えて、図録などを自宅でじっくり読みふけり、肝心の展示品の画像記憶ができないためスケッチはおろか形状・色彩もろくに説明できないありさま。逆に言えば、展示物だけでは不満足で、どなたかに詳しくお話を伺いたい。講演は垂涎の的。
さて本書は平城京遺跡を専属ガイドつきで回る気分が味わえる希有の作品。著者とともに働いた経験をもつ同僚によれば、著者の渡辺晃宏博士は、研究させていただいてるものを世間に還元する意識が強く、木簡に対する愛も加わり... [続きを読む] |
登録日 : 2018-10-11
ぜひ読んでみてほしい
- 推薦者 : 河合 剛 所属 : 外国語教育センター 身分 : 教員
大名の生活を英語で説明しよう
登録日 : 2016-12-01
ぜひ読んでみてほしい
- 推薦者 : 河合剛 所属 : メディア・コミュニケーション研究院 身分 :
A backstage tour of Maus
Metamaus / Art Spiegelman. - Pantheon Books: New York , 2011
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So you've read Maus. (No? Then what are you waiting for? Read it now. It's been translated into many languages.) Metamaus (a book about Maus) takes us on a backstage tour of the making of Maus and the Spiegelman family.
Maus should be easy reading for Japanese readers because manga is a popular medium for entertainment and learning. Art Spiegelman met considerable criticism for depicting his relationship with his father, religion, and race when he chose to draw comics. The word comic to me is synonymous with manga but some occidental readers were insulted by the 'comic' aspect of comics -- in fact one critic suggested the word 'tragics' be used. And if I found this bizarre, then Art Spiegelman found one Japanese version of Ann Frank's diary equally bizarre -- Ann was tellin... [続きを読む] |
登録日 : 2012-09-25
ぜひ読んでみてほしい
- 推薦者 : 千葉惠 所属 : 文学研究科 身分 :
学際的研究の模範
光と視覚の科学―神話・哲学・芸術と現代科学の融合― / アーサー・ザイエンス. - 白掦社 , 1997
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本書は物理学者であるザイエンスによる、一切のものの基礎にある光についての哲学、宗教、芸術など人間の知力と想像力を駆使して解明にせまる、通史としての学際的研究の著しい成功例である。光の解明に取り組む物理学者、哲学者、数学者たちの知的営為が彼らの人間性を知らせる興味深いエピソードとともに、わかりやすく解説されている。「あらゆる物理系の振る舞いの背後、あらゆる物理法則の背後に何があるのか」という問いが本書を読むことにより道理あるものとして受け止められるのは、事物の一切に浸透する光という形而上学的な対象の故にであろう。アインシュタイン... [続きを読む] |
登録日 : 2009-07-03
名著
- 推薦者 : 大平具彦 所属 : メディア・コミュニケーション研究院 身分 :
フランス人画家が描く日本古代神話の色彩曼陀羅の世界
日本神話 / マークエステル. - Xiang-Hap社(香港) , 2006
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このずっしりと重い大判の画集を開いてゆくと、驚きを禁じえない。日本の原点とされてきた『古事記』の世界が、われわれが何となく思い描いていたものとはまるで違う壮大な色彩宇宙として展開してゆくのだ。古事記の物語世界に肉迫してゆくそのイメージ力の雄渾さ。創世神話を彩って華麗に舞い上がるその色彩のド迫力。これまで誰がこのような途轍もないスペクトルでわれわれの神話世界を表現してきただろうか。
描いているのは、大の親日家であり――首相経験者から著名歌手にまで及ぶその交友の広さは驚くばかりである――、日本文化に非常に造詣の深い現代フラン... [続きを読む] |
登録日 : 2008-12-25
ぜひ読んでみてほしい
- 推薦者 : 清水賢一郎 所属 : メディア・コミュニケーション研究院 身分 :
日中関係の近代美術における交流
登録日 : 2007-12-20
ぜひ読んでみてほしい
- 推薦者 : 西昌樹 所属 : メディア・コミュニケーション研究院 身分 :
芸術を論じる
マネの絵画 / ミッシェル・フーコー. - 筑摩書房 , 2006
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画家マネを巡って、フーコーの講演と、それに関するシンポジウム参加者の論考をまとめる。印象派の中で日本人にはモネほどの人気はないかも知れないが、マネは重要な画家だと思う。論考でも触れられているバタイユのマネ論、「沈黙の絵画 : マネ論」(二見書房)も非常に面白い。思想家による美術論は良いものが多い。フーコーに興味が持てたら、「性の歴史」などへ進んでください。 |
登録日 : 2007-03-18
学習に最適
- 推薦者 : 西昌樹 所属 : メディア・コミュニケーション研究院 身分 :
映像文化論関係
登録日 : 2006-02-21
基本書
- 推薦者 : 西昌樹 所属 : メディア・コミュニケーション研究院 身分 :
表象文化論関係
登録日 : 2006-02-21
名著
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