「本は脳を育てる-北大教職員による新入生への推薦図書」

	「本は脳を育てる」について (教職員の皆様へ)推薦文受付中です！新着推薦文
	本は脳を育てる～北大教職員による新入生への推薦図書～

この企画は、北大の教職員（※プロフィールは当時のものです）が、学生の皆様に読んでほしい本を選んで、紹介文を執筆くださっているものです。推薦されている本はすべて北図書館で借りることができますので、ぜひ気に入った本を読んでみてください。

Food for thought
Faculty members have recommended these books for student, along with their introductory essays.

教職員氏名順INDEX

推薦者 : 佐々木亨所属 : 文学部身分 : 教員

「修行とは矛盾に耐えること」とは、名言？、迷言？

赤めだか / 立川談春. - 扶桑社 , 2015

北大ではどこにある？

　私がこの本に出会ったのは、つい最近です。それは、このところ落語に興味を持ってきたことに関係しています。著者の立川談春は、5年前に亡くなった立川談志の弟子です。
　談志は、名言、迷言、暴言の多い落語家でした。名言としては、「修行とは矛盾に耐えることである」、「己が努力、行動を起こさずに対象となる人間の弱みを口であげつらって、自分のレベルまで下げる行為、これを嫉妬という」など、短い文で人間の行為の本質を的確に捉えたものが多いです。この本には、その談志の弟子である談春の修業時代からの苦労話が、たくさん詰まっています。
　私は、... [続きを読む]

登録日 : 2016-11-27 ぜひ読んでみてほしい

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