「本は脳を育てる」について
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本は脳を育てる ~北大教員による新入生への推薦図書~ 

技術の最先端

JUNLE
- 工学 
- 建築学 
- 情報・コンピュータ 

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  1. 推薦者 : 朝倉 清高  所属 : 触媒科学研究所  身分 : 教員

    理系も文系もとにかく一読する。 
    Homo Deus : A Brief History of Tomorrow / Yuval Noah Harari. - Vintage , 2017     北大ではどこにある?
     今、AI、深層学習といったことが話題になっている。それを単に便利な道具と考えているかもしれません。しかし、本書は農業革命、産業革命に匹敵する情報革命という社会の大革命としてとらえ、“人類”の置かれた立場を考えさせる本です。
     “Homo Sapiens will vanish”(p443) ということも言っています。皆さんが自分の未来を思い描くときに参考になると思います。

     邦文もありますので、そちらで読まれるとよいかもしれません。
    ホモ・デウス : テクノロジーとサピエンスの未来 / ユヴァル・ノ...  [続きを読む]

    登録日 : 2019-03-11     ぜひ読んでみてほしい

  2. 推薦者 : 小泉均  所属 : 工学研究院  身分 : 教員

    錆(さび、腐食)と取り組むさまざまな人々の仕事と人間像を描いた本 
    錆と人間 : ビール缶から戦艦まで / ジョナサン・ウォルドマン著 ; 三木直子訳. - 築地書館 , 2016     北大ではどこにある?
    錆(さび、腐食)と取り組むさまざまな人々の仕事と人間像を描いた本である。錆と人間の歴史から、自由の女神の腐食と補修、ステンレス鋼の発明、缶の腐食と環境ホルモン、錆を撮り続ける写真家、アメリカ国防総省の防食担当者、防食技術者という職業について、石油パイプラインと錆探知ロボットなど、さまざまな事について取り上げている。錆という点で共通しているだけで、全体として一貫したテーマがあるようには見えない。書き方も各章でバラバラである。しかし、錆というものが、どのような科学や工学、社会、政治、人間とかかわっているか概観でき、非常におもしろく...  [続きを読む]

    登録日 : 2017-10-19     

  3. 推薦者 : 中村重穂  所属 : 国際連携機構国際教育研究センター  身分 : 教員

    ネット空間で被害者にも加害者にもならないようにするために。 
    ネット炎上の研究 : 誰があおり、どう対処するのか / 田中辰雄, 山口真一著. - 勁草書房 , 2016     北大ではどこにある?
    この本は、インターネット上で発生するいわゆる「炎上」という現象を分析し、その実態と歴史(!)と対応策を分かりやすく述べている。特に最後の「付録 炎上リテラシー教育のひな型」では、高校生を対象として想定し、「炎上」の仕組みとそれに巻き込まれそうになったらどうするべきかを丁寧に説いてくれている。インターネットがこれだけ広範囲に利用されるようになった社会で安全に生活し、かつ自分が加害者にならないためにも読んでおくべき1冊である。

    登録日 : 2017-02-24     HOT TOPIC!(時事的なもの)

  4. 推薦者 : 中村重穂  所属 : 国際連携機構国際教育研究センター  身分 : 

    あなたの知らないディープな大学図書館 
    変わりゆく大学図書館 / 逸村裕・竹内比呂也. - 勁草書房 , 2005     北大ではどこにある?
    北大図書館を頻繁に利用する人や図書館ウェブサイトをよく見る人の中でどのくらいの人が図書館トップページの一番右にある「附属図書館について」を見ているだろうか。図書館ホームページの中で蔵書検索やお知らせと同じくらい閲覧されていいページはこの「附属図書館について」の中にある様々な情報だと思う。それほど更新頻度が高いわけではないが、図書館がどのように北大の研究・教育活動に貢献しているか、そのために職員の方々がどのような仕事をしていらっしゃるかがよく分かる。時間があるときには是非見てほしい。それと関連して...  [続きを読む]

    登録日 : 2016-05-26     ぜひ読んでみてほしい

  5. 推薦者 : 高橋正宏  所属 : 工学研究院  身分 : 

    リスク論で”福島”の現実に寄り添う 
    原発事故と放射線のリスク学 / 中西準子. - 日本評論社 , 2014     北大ではどこにある?
    混沌とする福島の原発事故に対し,リスク論という明快な方法論で立ち向かい,タブーに挑戦しつつも住民の気持ちに寄り添った解決策を提示しています.ぜひ読んでください.

    登録日 : 2014-04-11     ぜひ読んでみてほしい

  6. 推薦者 : 河合剛  所属 : メディア・コミュニケーション研究院  身分 : 

    Meticulous study of a piece of historical architecture 
    フランク・ロイド・ライトの帝国ホテル / 明石 信道、村井 修. - 建築資料研究社 , 2004     北大ではどこにある?
    After many years of wishing, some months ago I finally visited the old Imperial Hotel, now relocated to the Meijimura open-air museum in Inuyama, Aichi. I sat in the hotel lobby for 2 hours to soak in the atmosphere.

    This book explains the history, design, and philosophy of the Imperial Hotel and the architect behind it. I am no fan of Frank Lloyd Wright as a family man (he deserted his first wife because he became infatuated in another woman; shame on him!). Nor am I impressed with how he treated his clients (cost over-runs were commonplace -- one client remarked "We had an unlimited budget, and we exceeded it" -- and many clients were shocked to receive bills for unsolicited "gifts" sent to them by Wright). But his designs have continued to fascinate me.

    T...  [続きを読む]

    登録日 : 2011-10-03     ぜひ読んでみてほしい

  7. 推薦者 : 河合剛  所属 : メディア・コミュニケーション研究院  身分 : 

    Every walk of life has its experts 
    電車の運転―運転士が語る鉄道のしくみ / 宇田 賢吉. - 中央公論新社 , 2008     北大ではどこにある?
    Kenkichi Uda, the author, is a former train engineer with over 40 years of experience with JR West Japan (formerly Japan National Railways).
    What impresses me is not just Uda's considerable experience, but his crisp, succinct, to-the-point writing style.
    Obviously Uda is a proactive learner, a dedicated professional, and most likely, an effective instructor.

    Read this book to learn two things:

    (a) Every walk of life has its experts.
    Never underestimate people just because they hold blue collar jobs.
    Any person can be eloquent and intelligent.
    (A corollary of my claim is that every walk of life --
    even those professing to deal in knowledge -- includes mediocrity.
    Could be me. Or you.)

    (...  [続きを読む]

    登録日 : 2009-05-10     ぜひ読んでみてほしい

  8. 推薦者 : 岸本晶孝  所属 : 理学研究科  身分 : 

    科学を志すとは 
    皇帝の新しい心 : コンピュータ・心・物理法則 / ロジャー・ペンローズ. - みすず書房 , 1994     北大ではどこにある?
    科学を探究するとはこういうことかと思わせる書物です。つまり、科学の本来目的とするところは、人間とその周りに広がる世界に対する理解を深めることであるはずです。著者はきっと若いときからその科学の目的を見据えて学者としての道を歩んで来たのでしょう。なぜなら、自分の足跡をまとめるだけで、科学の発展とそれに伴う哲学上の変遷を読者に提示することができて、多分現代におけるもっとも困難な問題、心の問題に取り組めるというのですから。(具体的には、論理学、計算理論、量子論、宇宙論などを扱ったうえで、脳と意識を論じています。)
     ペンローズ氏は高...  [続きを読む]

    登録日 : 2006-11-28     名著

  9. 推薦者 : 三島瑛人  所属 : 情報科学研究科  身分 : 

    レーザの原理から応用までをやさしく図解 
    トコトンやさしいレーザの本 / 小林春洋著. - 日刊工業新聞社 , 2002.6     北大ではどこにある?
     レーザは現在非常に広い範囲で利用されている.音楽用のCDや映画の記録用のDVDなどの身近な機器に必須の部品である.また光ファイバ通信にも利用され,現在の通信の大部分はレーザが無ければ機能しない.
     この本は,レーザの動作原理から応用までをたくさんの図を使って説明している.基本的に左のページは図,右のページは説明で構成されてされていて,非常に理解しやすい.また容易に読める.

    登録日 : 2006-01-23     ぜひ読んでみてほしい

  10. 推薦者 : 三島瑛人  所属 : 情報科学研究科  身分 : 

    日本の電子技術・半導体技術の記録 
    NHK電子立国日本の自叙伝 / 相田洋著. - 日本放送出版協会 , 1991.8-1992.5     北大ではどこにある?
     IT技術が現在の日本を支えている。IT技術は電子技術・半導体技術の発展系と言ってよいと思われる。NHKは、1980年代までの日本の電子技術・半導体技術を特集するドキュメンタリー番組を制作したが、その番組に沿って、そのディレクターがまとめたのがこの本である。
     日本の電子技術・半導体技術の発展の歴史をアメリカの技術と関連させながら解説している。日本の技術者たちの格闘の歴史が興味深く書かれている。
     一般にはあまり知られていないことも書かれており、初期のころの集積回路(IC)でもその回路図を広げると体育館いっぱいになってしまうこと、当時...  [続きを読む]

    登録日 : 2006-01-23     ぜひ読んでみてほしい

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