「本は脳を育てる」について
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本は脳を育てる ~北大教職員による新入生への推薦図書~ 

この企画は、北大の教職員(※プロフィールは当時のものです)が、学生の皆様に読んでほしい本を選んで、 紹介文を執筆くださっているものです。推薦されている本はすべて北図書館で借りることができますので、 ぜひ気に入った本を読んでみてください。
Food for thought
Faculty members have recommended these books for student, along with their introductory essays.
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  1. 推薦者 : 高井哲彦  所属 : 経済学研究科  身分 : 

    国境・領域を超越するユニークな世界交易史 
    ナマコの眼 / 鶴見良行著. - 筑摩書房 , 1990     北大ではどこにある?
    表題だけを見て、近頃流行の食べ物や生き物に関するエッセイだと勘違いすると、良い意味で大きく裏切られるはずだ。この本は、ちっぽけな食材(ナマコ)を切り口にしながら実は、アジア太平洋に生きる人間と交易の世界史を論じる、本格派の社会科学書だからだ。

    国境・領域を越えて縦横無尽に駆け巡る構成の壮大さと、モノを軸に万物を網羅しようと試みる実証の緻密さは圧巻だ。この手法は、鶴見良行『カツオとかつお節の同時代史』(コモンズ)にも共通する。

    しかも鶴見は、「歩きなが...  [続きを読む]

    登録日 : 2006-04-20     

  2. 推薦者 : 高井哲彦  所属 : 経済学研究科  身分 : 

    世界を目指すグローバルな若者のバイブル 
    深夜特急 / 沢木耕太郎. - 新潮社 , 1986-1992     北大ではどこにある?
    著者はある日突然、乗り合いバスによる貧乏旅行を思いつく。香港・マカオ、マレー半島・シンガポール、インド・ネパール、そしてシルクロードを経て、トルコ・ギリシャ・地中海、最後に南ヨーロッパ・ロンドン。その旅程は著者自身の成長過程でもあり、とくに異文化と出会う前半部は新鮮だ。

    21歳のぼくがはじめてインドを訪れたのも、突然だった。ロンドン滞在から帰国する際に思い立って、インド経由に変更したのだった。ヴァラナシ=コルコタ間の夜行2等席では、トイレに往復する人が肩の上を踏んで歩くほど鮨詰めの満員立席で、ショックの余り言葉が話せなくなっ...  [続きを読む]

    登録日 : 2006-08-21     ぜひ読んでみてほしい



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