麗江 −− "懐かしい味"


雲南省北西部に位置する麗江は、1996年2月に大地震に見舞われたところです。7月に私が訪れたときもまだ震災の傷跡がそこここに見られました。

麗江には主に納西族が居住し、言葉は日本語の音読みと発音が似ています。
今も残る古い街並みはどこか日本を感じさせ、懐かしい気分になります。

現在中国では、一人っ子政策をとっていて、それが社会的にも問題となっていますが、これは主に漢民族に対しての政策で、少数民族は何人子供を産んでもよいことになっています。ただし例外もあり、この納西族は'優秀'なので少数民族であるにもかかわらず、子供を一人しかつくることができません。

5,000メートル級の玉龍雪山を背景に、こぢんまりとたたずむ街はなかなかよい雰囲気で、いつまでもそこにいたくなるような離れ難い気持ちにさせられます。
欧米の旅行者が多く、あちこちに'cafe'と名のつくお店がありますが、中味はごく普通の中華料理店で、ただコーヒーやパンケーキなども出てくるというもの、それがなかなかのくせ者です。本物を一度も見たことがない人が作るパンケーキやパイなどは味も見た目もとてもユニークで、ぜひ一度試して頂きたいものです。


西双版納大理

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