北大創基125周年記念事業

「札幌農学校文庫」等目録データベース入力完了!
  
 附属図書館では北海道大学創基125周年記念事業「学内の歴史的資料の整備」の一環として、平成11年10月より札幌農学校文庫、内村鑑三・新渡戸稲造等個人文庫、沿革資料など本学縁の資料のデータベース化に取り組んできました。
 4名の入力班により開始されたデータ入力作業は、楡蔭No.108(2000.12)でご紹介の通り順調に進み、このたび札幌農学校文庫の入力終了をもって無事完了しました。札幌農学校文庫等の書誌・所蔵データが全国総合目録データベースおよび北大蔵書検索(OPAC)に入力済みとなっており、全国・全学に公開され利用されております。また、附属図書館のホームページ「コレクション紹介」では、各文庫の紹介や資料一覧リストも掲載しております。
 これらの資料は、この125周年記念事業により新たに保存環境が整備された本館4階の貴重資料室に配架されております。利用については、4階参考調査掛へお申し出ください。
 札幌農学校図書館は、明治9年(1876)の札幌農学校創立時から、明治40年(1907)に農学校の大学昇格に伴って東北帝国大学農科大学図書館と改称されるまでの30年間に渡り、大先達の勉学・研究の場でありました。その蔵書「札幌農学校文庫」は創立時の「書籍室」の洋書1787冊、和漢書4362冊に年々新規受入図書が加わり、現在の入力済冊数は、洋書5630冊、和漢書7410冊となっております。
 なお、札幌農学校文庫をはじめとする125周年記念事業全体での入力冊数は、洋書11,901冊、和漢書16,390冊にのぼりました。ここに、今回の入力事業および貴重資料室の整備等に関して全学各方面からいただいたご理解・ご支援にたいして、心からお礼申し上げます。

































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