平成11年度特別図書購入費で購入した資料

・韓国開化期学術誌  全24冊

  韓国・朝鮮の最初の雑誌「大朝鮮独立協会会報」のほか12種の雑誌・機関誌が収録されている。

・The British Journal of Social Psychology    Vol. 1-30(1962-1991)

     集団や対人関係など社会心理学に関する最新の実証研究および理論研究を集めたジャーナルである。国際的に著名な研究者たちが
  編集者となっており、論文の水準はきわめて高く、英国のみならず世界をリードする研究誌である。

・ソ連の地勢図 : 縮尺100万分の1  1set (175枚)

     旧ソ連邦の地域全体をカバーする縮尺100万分の1の地図。ソ連時代には地図は軍事機密に抵触するものと見なされており、国外に
  出される一般的な地図には意図的な省略が施されていたり、故意の記載漏れがあったりした。しかし本資料は公開を前提としない軍
  事目的で作成されたものであり、地図として要求される地理情報が十分に記載されたものである。また現在ロシアで発行される地図
  と異なり、旧ソ連全体を対象とした広範なものである。

・Journal of Sports Science. Vol. 1-13 (1983-1995)

     本誌はイギリススポーツ科学協会の学会誌で、スポーツ科学の広範囲な領域にわたる研究成果をまとめたものである。

・伝統と現代 1-79号 (1970-1984)

     歴史学・民族学・思想史などの多様な領域に関わる論稿が多い。とくに近代化の中で取り残されがちな歴史学者や、子ども、女性と
  いった分野への言及が、近代批評の文脈から行われている貴重なジャーナルである。

・青年心理 1-90号 (1971-1991)

   我が国の戦後を代表する青年心理学のジャーナル。学校教育、社会心理、臨床応用場面などの多様な論稿がある。

・Publius : The Jounal of Federalism   Vol. 1-28 (1971-1998)

   Publiusは副題にThe journal of Federalismとあるように、連邦主義に関する学術雑誌である。連邦憲法制定会議が開催されたフィ
  ラデルフィアにおいて、1971年に発刊されて以来、世界的な連邦主義研究の季刊誌として理論構築・政治分析に大きく寄与してきた。そ
  の特徴は二つある。一つは、理論研究に関するのものである。パトリック・ライリイやヒューグリンをはじめとする研究者によって同誌
  の上で展開された連邦主義の理論研究は、米国の「建国の父たち」の研究に止まらず、連邦主義の思想的源流をアルトジウス、ライプニ
  ッツ、カントなどのヨーロッパ思想家にまでたどって考察を進めており、多くの研究者によって参照・引用される雑誌となっている。
     第二の特徴として、現在進行中の連邦主義の実験例(米国・ドイツなど)はもちろん、歴史上の連邦国家の例(16-17世紀のオランダ
  など)の実証的な観察をも視野に含んでいる点があげられる。

・経済法重要図書コレクション

     Cook, J. and C. kerse  :  EC Merger Control. 3 rd ed.
     Qureshi, A.  :  International Economic Law
     Jones, Clifford  :  Private Enforcement of Antitrust law in the EU, UK and USA
     Lott, John R., Jr. ?:  Are Predatory Commitments Credible?; Who should the courts believe?
     Stecher, Matthias W. (ed)  :  Webvertising : Unfair competition and trademarks on the internet (AIJA Law Library, 7)
     Heitzer, E  :  Konzeme im Europaeisehen Wettbewerbsrcht; unter vergleichender Beruecksichtigung ihrer
           wettbewerbsrechtlichen Behandlung durch Anfsichtsbehoerden und Gerichte in den USA

   米国やECの競争政策に関する最新の成果を、欧米の著名な専門家が協力してまとめたシリーズもの。カルテル、独占、M&Aの諸問題を
  エッセンシャル・ファシリテイ、取引拒絶、略奪的価格設定、共有独占、ジョイント・ベンチャーなど、具体的な項目ごとに詳細に論述して
  いる。知的財産とハイテク産業の問題も検討されているし、私人の権利行使の競争政策における役割から、国際的競争政策の課題まで広く検
  討されている。経済学(ゲーム理論など)や情報学の応用も検討される独創的な企画が魅力的である。

・Max Weber : Critical Responses

   本書ではウエーバー及び社会理論に関して多数の編者があるブライアン.S. ターナーによって、ウェーバー評価の論文が集められています。
  ウェーバーが現代社会学の創始者の一人であることは、今でこそ論を待たないところですが、その業績は病気や戦争によるキャリアの中断と早
  すぎた死、限られた領域に収まりきれない関心の広さのために全容を示すことなく終わっており、学派の形成や後継者の輩出もなく、没後しば
  らくはドイツ以外ではほとんど知られていないという状態が続いていました。編者は「一元的価値普遍的真理が崩壊した時代をいかに意味と責
  任をもって生きるか」という問いがウェーバーの全体像を把握するカギとなるという立場から、この時期のウェーバー評価を政治論、方法論、
  比較宗教社会学の三つの側面にわけて整理しています。

・Business Ethics : Critical Perspectives on Business and Management   4 vols.

   現代の企業はもはやビジネスの実践において倫理や社会との関わりを無視することは出来ない。この論文選集はこうした企業倫理の成立とそ
  の発展や自由市場との両立の問題、国際企業倫理、その他ケース・スタディなど哲学とビジネス関係双方の雑誌から多岐にわたって企業倫理に
  関する優れた論文を集めたものである。これによって現代企業のビジネスがいかなる倫理観の下で行われるべきかについての方向性が示唆され
  ている。

・Annual Reports of the President of the United States on the Trade Agreements Program, 
  1957-1996. 8 vols.

     1950年代から通商代表部が設置され、1970年代以降の米国の貿易政策は通商代表部が策定、また外国との交渉にあたっている。本書は第1巻
  から第8巻のリプリントであり、通商代表部の活動を総括するものである。

・Histoire de France illustree depuis les origines jusqu’a la Revolution.   18 vols.

・Histoire de France contemporaine depuis la Revolution. jusqu’a la paix de 1919. 10 vols

    戦間期フランスで、当時の歴史学の碩学たちによって30年かけて編まれた、総合的フランス史講座。最終巻には統計付録を併せ持つ。28巻の完全揃い。



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