◇天安門


北京といえば天安門。真っ赤な壁に'中華人民共和国万歳'の文字と毛沢東の肖像画が掲げられています。天安門広場は、いつも凧揚げに興じる人達でにぎわっていて、毛主席紀念堂があるためそれほど広く感じません。

天安門広場付近では車は停車することは許されません。

毎日朝夕二回、広場に国旗を揚げるためと収納するために天安門との間の長安大街が通行止めになります。このときの(おそらく軍隊だと思いますが、もしかしたら公安の)行進が迫力があってなかなかの見物で、毎回大勢の中国人や観光客の見物人が集まります。

広場の真ん中にある毛主席紀念堂は毎日決まった時間帯だけ公開され一般市民も中に入ることが出来ます。ただし建物の中に入るずっと前から二列に並ばされ、写真撮影はもちろん、毛沢東の遺体が安置されているといわれる室内に入ると立ち止まることも出来ません。室内には毛沢東に似せて作られた人形が透明のケースの中に横たわっています。毛沢東を正しいと信じる中国人は今では少なくなったようですが、それでも紀念堂に入る前には衣服や髪の乱れを整え、緊張した面もちに変わります。

広場に面して東西には、人民大会堂と中国歴史博物館・革命博物館があります。博物館の入り口には広場に面して大きな電光掲示板があり、香港返還まであと何日、と秒単位でカウントダウンしています。中国が、香港の返還されるのをどれほど待ち望んでいるかがよくわかります。


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