推薦者: 佐藤 淳二
所属: 文学研究科
21世紀はドゥルーズの時代だ そしてもはや我々は21世紀に生きている
タイトル(書名):
差異と反復
著者:
ジル・ドゥルーズ〔著〕 ; 財津理訳
出版者:
河出書房新社
出版年:
1992.11
ISBN:
4309230296
北大所蔵:
推薦コメント
この時代を生きるのに欠かせない地図が何枚かある。
たとえばデリダの『エクリチュールと差異』やドゥルーズの『差異と反復』はそのような地図であり、またドゥルーズとガタリが組んだ『カフカ』『アンチ・オイディプス』『千のプラトー』は、どれも「資本主義」という我々の生きている巣穴が、どのような出口から出られるものなのか、破局的なものからそうでないものまで、無数の出口を提示している偉大な地図たちといえるだろう。とりわけ選べというなら、『差異と反復』と『意味の論理学』を選ぼう。これらは、未踏の場所に到達したドゥルーズという偉大な天才が遥かに我々を振り返り、手を振っている姿が丘の彼方に見える、そういう書物である。これらを読まなくて、21世紀をどうして生きていけるだろうか?
たとえばデリダの『エクリチュールと差異』やドゥルーズの『差異と反復』はそのような地図であり、またドゥルーズとガタリが組んだ『カフカ』『アンチ・オイディプス』『千のプラトー』は、どれも「資本主義」という我々の生きている巣穴が、どのような出口から出られるものなのか、破局的なものからそうでないものまで、無数の出口を提示している偉大な地図たちといえるだろう。とりわけ選べというなら、『差異と反復』と『意味の論理学』を選ぼう。これらは、未踏の場所に到達したドゥルーズという偉大な天才が遥かに我々を振り返り、手を振っている姿が丘の彼方に見える、そういう書物である。これらを読まなくて、21世紀をどうして生きていけるだろうか?
※推薦者のプロフィールは当時のものです。