突如として権力者が消えた世界、そこで何が起こるか |
タイトル(書名) | : |
別荘 : Casa de campo |
著者 | : |
ホセ・ドノソ著 ; 寺尾隆吉訳 |
出版者 | : |
現代企画室 |
出版年 | : |
2014 |
ISBN | : |
4773814187 |
北大所蔵 | : |
北大所蔵1 |
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推薦コメント |
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権力と自由こそ、政治学におけるメインテーマである。チリの作家ホセ・ドノソの傑作『別荘』では、ある小国で栄華を誇るベントゥーラ家の大人たちがピクニックに出かけ、33人の子どもたちだけが別荘に残される。突如として権力者が消えてしまった世界で、何が起こるのか。本作は1973年にチリで起こったアウグスト・ピノチェト将軍によるクーデターに着想を得て執筆されたものと言われている。ぜひ自分を取り巻く権力と自由に思いを馳せながら、このドラマチックな小説を楽しんでほしい。チリや中南米の政治史を学べばよりいっそう味わい深いに違いない。 |
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