| |
本書は大学入試における英語科目について述べているけれども、論理はさまざまな選考に適用できるので、諸君が将来人選するときに参考になろう。
英語を読む・書く・聞く・話す能力(4技能)を高校で教えさせるため、大学入試に出題せよと文部科学省が命じた。試験の問題を作ったり、試験を実施したりするのは試験をなりわいとするプロにまかせろとの命令である。
試験とは能力を測る道具。どのような能力を身につけるのが望ましいのだろうか。
使える・通じる能力を求めるならば(自動車の運転免許のように)能力の閾値を上回れば合格(もしかすると全員入学させる)、下回れば落第(もしかすると誰も入学させない)と判断してよいのか?現在の本学の入試判定は、受験生のうち相対的に上位ならば合格させるので、他人より有能ならば(英語が使える使えないにかかわらず)合格できる。どうする? |