「知の巨人」たちはいかに思索したか |
タイトル(書名) | : |
柳田国男と梅棹忠夫 : 自前の学問を求めて |
著者 | : |
伊藤幹治著 |
出版者 | : |
岩波書店 |
出版年 | : |
2011 |
ISBN | : |
4000253549 |
北大所蔵 | : |
北大所蔵1 |
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推薦コメント |
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先に竹内好の『日本とアジア』をこの「本は脳を育てる」に推薦したが、その中で竹内好がしばしば言及している一人が梅棹忠夫である。日本の知識人―という言い方を梅棹は嫌うだろうが―のアジア理解、文明観を問題にする上で避けて通れないと竹内は感じ取ったのだろう。その梅棹の知的営為を、先行する柳田国男のそれと対比的に考察し、そこに共通するものと相違するものを読み解こうとしたのが本書である。一つの学問を作り上げることの奥深さを知ることのできる好著として推薦したい。 |
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