推薦者: 河野 敬一
所属: 理学研究科

君の未来は全てDNAによって決まっていると思いますか?

タイトル(書名):
遺伝子と運命 : 夢と悪夢の分岐点
著者:
ピーター・リトル著 ; 美宅成樹訳
出版者:
講談社
出版年:
2004.12
ISBN:
4062574624
北大所蔵:
北大所蔵 1 
北大にある資料をOPAC(蔵書検索)で表示します。

推薦コメント

 人のゲノムの全配列が決まりました。クローン人間を作ることも技術的には可能です。病気になりやすさを決める遺伝子、性格を決める遺伝子、いろいろなものが次々発見されています。君という人間はDNAで全て決まっているのでしょうか?努力しても無駄なのでしょうか?この本では、分子遺伝学者である著者が難解な専門用語を使わず、これらの疑問に答えてくれます。未来における架空の二人の女性の全く異なる運命をSF調に描くことから始まり、私たちの遺伝子と運命の関係を科学的に解き明かしてくれる異色の読み物です。

目次
1.夢と悪夢
2.なぜヒトはみな違っているのか?
3.「違い」の理由はたくさんある
4.遺伝子の違いはどこから来るのか?
5.遺伝子変異、HIVと免疫、そして人種
6.遺伝子と知能
7.遺伝子と個性
8.知性と四本のもつれた糸
9.遺伝は変えられるのだろうか?
10.再び、夢と悪夢
11.何を恐れているのですか?

※推薦者のプロフィールは当時のものです。