推薦者: 寺沢 重法
所属: 文学研究科
日本人は日本的なのか?何を以て日本的と言えるのか?
タイトル(書名):
日本人論の方程式
著者:
杉本良夫, ロス・マオア
出版者:
筑摩書房
出版年:
1995
ISBN:
4480081798
北大所蔵:
推薦コメント
「日本人論」というものがしばしば人口に膾炙することがあります。古くは新渡戸稲造『武士道』、最近では藤原雅彦『国家の品格』といったところでしょうか。そうした書籍では、日本国内の格言、歴史上の人物の言動録、著者の国内外での体験などをエビデンスとして「日本人は〇〇である」とされることがしばしばあります。そうしたエビデンスの使い方によって「本当に日本人は日本的である」と言っていいのか?と疑問を呈したのが本書です。
社会科学方法論としても重要な書籍ですが、日本文化や日本と海外の比較に関心がある人も一度目を通してみるといろいろ頭のトレーニングになると思います。
なお本書は1982年刊の『日本人は「日本的」か』という本を文庫化したものです。
社会科学方法論としても重要な書籍ですが、日本文化や日本と海外の比較に関心がある人も一度目を通してみるといろいろ頭のトレーニングになると思います。
なお本書は1982年刊の『日本人は「日本的」か』という本を文庫化したものです。
※推薦者のプロフィールは当時のものです。