推薦者: 橋本 雄
所属: 文学研究科
中世後期の日本対外関係史を俯瞰
タイトル(書名):
世界史のなかの戦国日本
著者:
村井章介
出版者:
筑摩書房
出版年:
2012
ISBN:
448009444X
北大所蔵:
推薦コメント
中世後期(近世初頭までを含む)の対外関係史の要点を押さえた名著です。ヨーロッパ勢力(「近代世界システム」)の東漸により世界史の舞台に本格的に躍り出た中世日本社会を、南北の境界領域(蝦夷地・琉球王国)も含めて広やかに照射する目配りの広さ! 世界史と日本史とをつなぐことが喫緊の課題である現在、まず参照されるべき書物でしょう。なお、文庫版解説は推薦子が書かせていただいています。
※図書館注:ちくま新書『海から見た戦国日本 : 列島史から世界史へ』(1997年刊)の改題増補版です。
※図書館注:ちくま新書『海から見た戦国日本 : 列島史から世界史へ』(1997年刊)の改題増補版です。
※推薦者のプロフィールは当時のものです。