推薦者: 高橋 是太郎
所属: 水産科学研究院

北海道で親しまれる森となった北越のブナ

タイトル(書名):
評伝関矢孫左衛門
著者:
石村義典
出版者:
関谷信一郎
出版年:
2012
ISBN:
北大所蔵:
北大所蔵 1 
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推薦コメント

本書の「関矢孫佐衛門」という人物は、1844年生まれ、北越戊辰の役、西南戦争に参加、そのあと北越の農民を率いて、野幌に入植しました。彼が持参した北越のブナの種子は、永遠の森林サイクルの中で薪炭用林として、野幌の森となって遺っています。
今、ブナは大木となり、森は野幌原始林と呼ばれ、道民に親しまれております水産学部1、2年生のみならず、学部の枠を超えて、北海道に住む者が本書を目にすることは、学生達に北海道を強く印象付けて、心を豊かにするものと考え、本書を推薦致します。

※推薦者のプロフィールは当時のものです。