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私たちは本を見に書店に行く。買わなくても立ち読みや何が出ているかを見る。でもたいていは書店員を見ている人はいない。私たちがよく知らない新刊書店の世界を見せてくれる本。本屋の一日、どう品揃えして、棚をどう作るか。著者は池袋西武のリブロに勤め、その後ジュンク堂に勤めるヴェテラン書店員(現副店長)。本屋の好きな人はもちろん、そうでない人も読んで皆本屋を好きになろう。そして本を愛する書店員を。
前作のデパートにできた書店がユニークな棚で有名になるリブロ時代の「書店風雲録」(本の雑誌社)もおすすめ。
ところで内容をメモしたり携帯に写したりするのはルール違反です(やる人は非常識。たとえわずかなページだけ必要でも、情報誌なら小林信彦は買って必要なページを破って残りを捨てるそうだ)。平積みの本の上に荷物を置くのは絶対止めましょう(私はマナーが最低だと思う)。 |