2002年1月から附属図書館でWeb上で提供するデータベースを新規に導入しましたのでご紹介します。これらのデータベースは、附属図書館Webサイトより利用することができ、学内のどこからでも24時間アクセス可能で、事前のアカウントは不要です。
いずれもみなさんの研究・学習を進める上での情報源となるデータベースです。
データベースその1 Web of Scienceとは? ISI社の引用情報データベースをWebで提供するサービスです。Web of Scienceを利用することによって "論文同士の引用関係"について調べることができます。 ○ Web of Scienceの特徴 (どんなことができる?) ・ある論文が他の論文にどのくらい引用されているかを知ることができる。 ・引用論文、関連論文をリンクを辿って知ることができる。 → 論文を辿って研究テーマの発展の様子を知ることができる。 ・Webから提供されているため、検索結果(文献)の収載誌の北大所蔵状況をリンクから知ることができる。 また、北大で提供している電子ジャーナルフルテキストを参照することも可能。 ○ 収録データベース
北大附属図書館WebサイトからWeb
of Scienceにアクセスします。検索画面はFull
Search(演算子・トランケーションを利用しての検索が可能),Easy
Search(画面の指示に従ってトピック・著者名・地名などを入力)のいずれかを選択します。(右図はFull Search画面です)利用するデータベースとデータ年を選択し、検索を開始します。
General Search
General
Searchでは従来の文献検索のように、主題・著者・雑誌名・著者アドレスなどの組み合わせで検索をします。言語やDocumentの種類などを指定したり、検索結果の並べ替えを設定することもできます。現在北大でGeneral
Searchから検索できるのは、1993年から現在までの論文データです。
ヒットした論文から下記のような情報が得られます。
・書誌情報・参考文献情報
・他の文献に引用された件数(Times Cited) ・引用した文献へのリンク ・収載誌の北大所蔵状況 ・北大提供電子ジャーナルへのフルテキストリンク Cited
Reference Searching
Cited
Reference Searching では、入力した検索語を収録論文の参照文献情報から探します。
参照文献として引用されている文献の著者・雑誌名・出版年などを検索語として入力します。
従って、この検索方法では、特定の論文が誰に引用されているか を知ることができます。 JCR (Journal Citation Reports とは?) Journal
Citation Reports は学術雑誌に関する引用と計量書誌学データの情報源ツールです。
◆次の記事へ移る ○JCRの特徴(どんなことができるの)? 雑誌名から学術雑誌の引用関係、ジャーナルランキング、Impact Factor値等を調べることができます。 Impact Factor (文献引用影響率) とは,JCRでランク付けされた雑誌の影響力を示す数値です。 ○利用するには? 北大附属図書館WebサイトからJCR (Journal Citation Reports) にアクセス。データ年、検索/表示オプションを選択して検索を開始します。雑誌を研究分野 (カテゴリー) 出版社・発行国などから調べることができます。
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