北海道大学図書館講演会が開催されました

(1)
平成9年10月21日に,本学文学部助教授武田雅哉氏による「中国のふしぎなじてん」及び学術情報センター研究開発部教授安達淳氏による「電子図書館:次の展開をさぐる」と題する講演会を開催しました。
 
武田氏の講演では,中国の「じてん(辞典・字典・事典)」における日本とは異なった内容の表わし方や昔と比べ現在の「じてん」における表記内容の相異などの紹介があり,また,安達氏の講演では,学術情報センターにおける学会との連携や大学等への情報提供等の立場,NACSIS電子図書館がめざすもの,電子図書館をいかにして導入するか実用的なアプローチと研究環境に適応させたアプローチ,基本的なサービス要件及び基本的なシステム要件などのお話がありました。
この講演会は,道内国立学校の図書館業務に従事する職員に対して本学が行うもので,図書館関係者60名が受講しました。
 
(2)
平成9年11月25日に,本学大学院理学研究科教授小泉格氏による「博物館と図書館」及び慶應義塾大学文学部教授糸賀雅児氏による「大学図書館の自己点検・評価と図書館員の役割」と題する講演会を開催しました。
 
大学等図書館関係者70名余りが参加し,小泉氏による北海道大学の2001年創基125周年に合わせた「UniversityMuseum(博物館)」構想の概要・経緯及び図書館との連携と業務のかかわりならびにこれまでの改革の状況など,糸賀氏は,図書館の自己点検・評価を行う際の方法的枠組み,図書館評価の国際動向,図書館における課題と館員の役割ならびに点検項目や方式などの講演があり,両講師の熱心な講演に受講者はメモをとるなど真剣な面持ちで傾聴し,質問も出され盛況のうちに終了しました。

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