新図書館情報サービスシステムについて
その1 稼働開始
平成7年3月13日,新図書館情報サービスシステム(以下,新システム)
が稼働開始しました。原則として,土曜・日曜を含め,24時間運用してい
ます。
新システムは,大規模図書館としては初めてOSにUNIXを採用し,図
書業務の効率化のみならず,図書館の学術情報サービスを大学における情報
活動の一貫として展開することを目標としています。
本号では,その概要を紹介し,次号以降で個々の情報サービスについて詳
しくお知らせします。
1 システムの全体構成
新システムのハードウェア及びネットワーク構成は図の通りです。
高性能のデータベースサーバと多数のワークステーションで構成するクラ
イアント/サーバシステムで,通信プロトコルとしてTCP/IPを採用し
ています。
2 OPAC(オンライン蔵書検索)
■【閲覧室OPAC】
図書館及び各部局の図書室で,北大の蔵書を検索するための専用端末を備
えています。画面の案内文だけで戸惑うことなく利用いただけるシンプルな
ものになっています。なお,現在,更なる応答速度の向上と使い易さを図る
ため改良を加えています。画面(ウィンドウ)構成も若干変わりますので,
次号で詳細な案内をいたします。
■【ラインモードOPAC】
一般的な通信ソフトを備えたパソコンでも利用できるOPACです。研究
室や自宅からも原則として24時間いつでも利用できます。
なお,IP接続でアクセスするときは,次のホストに接続してください。
clark1.lib.hokudai.ac.jp
(133.50.30.130)
clark2.lib.hokudai.ac.jp
(133.50.30.131)
また,CS接続(自宅から電話回線でHINESに接続したものを含む)
でアクセスするときは c clark と入力してください。
■【Mosaic版OPAC】
後述の図書館WWWサーバで提供する画面誘導方式のOPACです。Mo
saicやNetscapeなどのビュアーで検索できます。
3 文献情報検索サービス
雑誌論文等の目次や抄録を検索できます。
(1) 提供しているデータベース
・ MEDLINEフルセット(1966年‐Current)
・ Current Contents全分野
(過去1年分。当初は半年分)
・ BIOSIS(1992年‐Current)
(2) 利用資格等
本学の教職員で,データベース使用料(データベース毎に年額
1万円)を校費で支出可能な方であればどなたでも利用できます。
*BIOSISを利用できる機器はPC98とその互換機です。詳しくは情
報システム課(内線4025)にお問い合わせください。
4 図書館総合情報サービスWWWサーバ
図書館サービスを中心に学術情報活動にかかわる多様な情報サービスを総
合的に利用できるようにするために,図書館WWWサーバを試験的に運用し
ています。
北大図書館WWWサーバのURLは,
http://ambitious.lib.hokudai.ac.jpです。
WWWサーバによる情報サービスのメニュー構成は以下のとおりです。
詳細については次号でご案内します。
(1) 北大図書館利用案内
・利用案内
・投書箱
・北大附属図書館館報「楡蔭」
・図書発注依頼(利用者限定)準備中
(2) 北大図書館文献情報サービス
・Mosaic版OPAC
・ラインモードOPAC
・Medline及びCurrent Contents
(利用者限定)
(3) 学術文献情報サービス(他機関)
・NACSIS‐IR,JICST,DIALOGなど
・外部データベースの利用
・国内国外の主要図書館のOPAC及びUncoverなどの文献
データベースの利用
(4) 北大研究・教育情報
・研究協力課データベース
(5) 計算サービス
・大型計算機センターの利用
・情報処理教育センターの利用
(6) 電子メール(HINES,NACSIS)
・HINES電子メール/電子掲示板
・NACSIS‐MAILの利用
(7) キャンパス情報
・COOP情報
(8) 北大のWWWサーバの利用
(9) 国内国外のWWWサーバの利用
(情報システム課 情報処理掛)
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