第3期遡及入力事業5ヵ年計画の目標達成!
継続して第4期遡及入力事業5ヵ年計画が開始されました
 
1.遡及入力事業の経緯(第1期〜第3期)
 
  北大では、1986年に図書業務が電算化され、翌1987年から全国に先駆けて遡及入力事業を開始しました。電算化以前の
所蔵図書の全データを過去に遡ってデータベース化し、ネットワークを介して全蔵書の検索を可能にし、学内・外の教育・研究
支援活動の基盤となるデータベースの構築計画です。  当初学術情報センター(現国立情報学研究所)の支援下に開始された第1期事業計画は、その後北大内のご理解ご協力の
下全学的支援を受け、第2期、第3期と継続推進され、平成12年度末(第3期終了)には、入力冊数が88万5千冊に到達しまし
た。これに電算化以降の新規受入図書と雑誌の所蔵データを合わせると、今や北大全蔵書338万冊の約75%が蔵書検索
(OPAC)が可能となっております。
  ここに事業の経過を報告し、合わせて関係各位のご協力ご支援に心からお礼もうしあげます。
 
第1期
1987-1990年度
 

・文部省・学術情報センターの支援の下に15名の入力班を編成。全部局の和書(1969年以降)
 洋書(1968年以降)を旧カード目録を基にして、4年間で52万冊入力。北大の基礎データの
 構築・整備とともに発足直後の全国総合目録のデータ構築に大きく寄与。

第2期
1991-1995年度

・北大独自の遡及入力事業として全学的支援の下に5ヶ年計画が発足。6名の遡及班で全部
 局について図書現物からの入力により、ほぼ15万冊を入力。

第3期
1996-2000年度

・第2期事業の継続5ヶ年計画が全学的支援の下に承認され、6〜7名の遡及班により5年間
 で全部局の図書について現物から、16万冊余を入力。

拡大遡及事業
1996.11-1998.2

・文部省特別配当予算を受けて、1970年以前の法学系図書を集中入力。
 5名の遡及班を組み、附属図書館の法学分野図書を現物より、2万2千冊入力。

北大創基125
周年記念事業
1999.10-2001.7

・北大創基125周年記念事業実行委員会の支援の下に、札幌農学校文庫、新渡戸稲造文
 庫、内村鑑三文庫等、本学縁の歴史的資料、個人文庫を入力。
 4名の入力班でこの3月までに図書現物から、2万5千冊を入力。
 


2.第4期遡及入力事業について
 
  第4期事業は、第182回図書館委員会決定により、より早期に入力を完了させるために、目録カードからの入力を基本とする
方法に切り替えて実施する(ただし、中国語、韓国語、キリル文字等の資料は現物から入力する)方針のもとに、4月より5ヵ年計
画で、未入力図書85万冊(和書46万冊、洋書39万冊)のうち24万冊を入力予定として、7名の遡及班を編成し開始されました。
  入力対象は学部・研究室所蔵図書を収録してある全学総合カード目録と附属図書館所蔵図書目録で、第4期初年度の今年
は4万8千冊入力を予定しています。
  図書館では、残る未入力図書について早期完了に向けて、第4期期間内にも、別途、臨時的入力計画を立案・実施したいと
考えております。引き続き、関係各位のご理解ご支援をお願いいたします。