は じ め に

                                    
 北海道大学附属図書館は、大学の教育・研究を支える基盤的なサービスシステ
ムとして、学内の図書室はもとより学外の諸機関とも有機的に連携しつつ、学術
情報システムの中核としての役割を果たしています。
             北海道大学は今年創設120周年の記念すべきときを迎えますが、その長い歴 史の中で蓄積された図書や学術雑誌をはじめ、様々な資料を一括保存・整備して 積極的に提供しています。なかでも北方資料室のコレクションは世界的にも特色 のあるもので、学内外の研究者に広く利用されています。
            附属図書館は、全国にさきがけて昭和62年から目録情報の大規模で長期的な 遡及入力事業を推進し、すでに全蔵書300万冊の7割をデータベース化しまし た。このデータベースは学術情報センターのネットワークによって広く内外に提 供され、相互利用システムを通して全国的な学術情報資源の共有体制の確立に貢 献しています。さらに文献情報検索サービスとして、学内研究者に対しMedline, BIOSIS,Current Contentsなど電子化された学術情報を積極的に提供していま す。これらのデータベース・サービスは、WWW( http://ambitious.lib. hokudai.ac.jp)で24時間利用できます。
           平成7年には図書館委員会において図書館新営の基本方針が決定されました。 新しい図書館では研究図書館としての機能を拡充するとともに、学習図書を系統 的に整備し、冬の夜でも暖かい快適な環境を作れるよう計画しています。新図書 館構想の具体化に向けて関係者各位の御助言と御協力をお願いします。    



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