「本は脳を育てる」について
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本は脳を育てる ~北大教職員による新入生への推薦図書~ 

この企画は、北大の教職員(※プロフィールは当時のものです)が、学生の皆様に読んでほしい本を選んで、 紹介文を執筆くださっているものです。推薦されている本はすべて北図書館で借りることができますので、 ぜひ気に入った本を読んでみてください。
Food for thought
Faculty members have recommended these books for student, along with their introductory essays.
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JUNLE
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  1. 推薦者 : 小泉均  所属 : 工学研究院  身分 : 

    これだけあるタバコの百害 
    タバコやめますか人間やめますか / 広島県医師会. - ごま書房 , 1992     北大ではどこにある?
    1992年初版の古い本であるが、健康の専門家である医師が、一般向けに、きちんとしたデータに基づき、タバコの有害性、タバコによって引き起こされる疾患、禁煙法について、わかりやすく解説している。この本を読みタバコの有害性を理解し、タバコについて興味を持っている人は、喫煙始めることをやめ、すでに喫煙している人は、喫煙という悪い習慣をやめて、卒業していってほしい。タバコは、百害あって一利無しである。タバコやめますか、人間やめますか?答えは明白である。

    登録日 : 2011-12-22     ぜひ読んでみてほしい

  2. 推薦者 : 小泉均  所属 : 工学研究院  身分 : 教員

    英語に関する素朴な疑問について、英語の歴史に基づき答える本 
    はじめての英語史 : 英語の「なぜ?」に答える / 堀田隆一. - 研究社 , 2016     北大ではどこにある?
    英語に関する素朴な疑問について、英語の歴史に基づき答えている本である。なぜ母音で始まる単語の前の不定冠詞はanで子音で始まる単語の前はaなのか?(通常の英文法の解説とは逆で、oneの弱形のanがはじめにあり、子音で始まる単語では、子音が連続するためnが脱落した)、数詞oneに対して、なぜ1番目はfirstなのか?なぜ日本語では姓+名の順なのに、英語では名+姓の順なのかなど興味深い話題が多い。このような事を知らなくても、英語の習得には支障はないのかもしれない。しかし、そうなる理由がわかっている方が記憶に残るし、英語に対する興味が増す。英語の修得に、必ず...  [続きを読む]

    登録日 : 2017-05-16     学習に最適

  3. 推薦者 : 小泉均  所属 : 工学研究院  身分 : 

    自分の「夢」とどう向き合うか 
    夢があふれる社会に希望はあるか / 児美川 孝一郎. - KKベストセラーズ , 2016     北大ではどこにある?
    キャリア教育の専門家が、[将来なりたい職業や成し遂げたい事などの]「夢」との付き合い方について述べている本である。著者は、「現在の日本社会は、『夢』をあおる社会であり、夢を持つことを強要する雰囲気を持った社会である。」ととらえている。そのような社会の中で、1)「夢」が見つからないとき、2)「夢」の実現を全力でめざしているとき、3)「夢」が実現できそうもないとわかったとき、どのように考え対処していったら良いか、キャリア教育や心理学などの研究成果にもとづき述べられている。

    「重要なのは、[夢が見つからなくても]思いつめたり...  [続きを読む]

    登録日 : 2016-09-08     ぜひ読んでみてほしい

  4. 推薦者 : 小泉均  所属 : 工学研究院  身分 : 教員

    将来の世界の在り方、政策などを考えるうえで必読の本 
    隷属なき道 : AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働 / ルトガー・ブレグマン著 ; 野中香方子訳. - 文藝春秋 , 2017     北大ではどこにある?
    生活維持に必要な現金を一律に給付する制度、すなわちベーシックインカムの有効性について説明している本である。著者は、将来わたしたちが、豊かな生活を維持しその質を向上させてゆくためには、この制度の実施がぜひ必要であると主張している。著者によれば、現代では、コンピュータやコンテナの利用などにより、品物やサービス、資金などがかつてないスピードで世界を回るようになっている。ロボットにより生産性が向上し、機械にできないような技術を取得していない人は、機械に仕事を奪われる。このため、不平等は広がり格差は広がってゆく。時間と富の再分配、ベーシ...  [続きを読む]

    登録日 : 2017-10-19     

  5. 推薦者 : 小泉均  所属 : 工学研究院  身分 : 教員

    錆(さび、腐食)と取り組むさまざまな人々の仕事と人間像を描いた本 
    錆と人間 : ビール缶から戦艦まで / ジョナサン・ウォルドマン著 ; 三木直子訳. - 築地書館 , 2016     北大ではどこにある?
    錆(さび、腐食)と取り組むさまざまな人々の仕事と人間像を描いた本である。錆と人間の歴史から、自由の女神の腐食と補修、ステンレス鋼の発明、缶の腐食と環境ホルモン、錆を撮り続ける写真家、アメリカ国防総省の防食担当者、防食技術者という職業について、石油パイプラインと錆探知ロボットなど、さまざまな事について取り上げている。錆という点で共通しているだけで、全体として一貫したテーマがあるようには見えない。書き方も各章でバラバラである。しかし、錆というものが、どのような科学や工学、社会、政治、人間とかかわっているか概観でき、非常におもしろく...  [続きを読む]

    登録日 : 2017-10-19     

  6. 推薦者 : 小泉均  所属 : 工学研究院  身分 : 教員

    働いていて痛感するのは、「効率的であれば忙しいことは苦にならない」ということ。 
    未来食堂ができるまで / 小林せかい著. - 小学館 , 2016     北大ではどこにある?
    理学部数学科卒業後、日本IBMとクックパッドでエンジニアとして働いた女性が、会社をやめ自分の食堂を開業するまでの1年半のことを書いたものである。この食堂には「まかない」「あつらえ」「ただめし」といったユニークなシステムがある。しかし、それ以上に注目すべきところは、彼女が自分で何をやったらよいかを考え、自分が良いと思うことを今までのこの業界の慣習や常識にとらわれず実行したことである。何が必要か、それは結局どういうことを意味するのか、そのためには何をやれば良いかをきちんと考えている。「働いていて痛感するのは、「効率的であれば忙しいことは...  [続きを読む]

    登録日 : 2018-02-28     



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