平成12年度特別図書購入費で購入した資料
・甲骨文研究資料匯編 48種95冊 甲骨文研究資料編委會編。甲骨文発見早期(多くは1949年以前)の学術価値が高く、影響の大きい図録及び研究 著作48種を集め、1種ごとに1帙、線装本で出版したものである。 ・明治大正文学回想集成 全16巻 明治・大正期の文学活動に関する代表的な回想録を集めたものであり、この時期の作家や文学運動の動向に関す る貴重な証言が数多く採録されている。現在、入手困難なものも多く、その点でも第一級の資料集成といえる。 ・宗教大事典(復刻版) 全7巻 昭和7年に読売新聞社より刊行された宗教大鑑全4巻の復刻版である。 ・Environment and planning. D, Society & space.Vol.1-11(1973-1993) 同誌は地域科学の代表的雑誌で、空間と社会について人文・社会科学的立場で議論した論文を中心に構成されて いる。地域社会学や社会地理学、地域経済学などの研究者が書いた論文を中心に編集されており、人文主義地域研 究や環境認知研究など、地域科学に関連する幅広い分野の論文をも網羅している。 ・Classics in psychology 1855-1914 Series III: Educational, developmental psychology全11巻 進化論(ダーヴィニズム)の影響の下に出発した進化=発達心理学が、次第に人間発達の社会的教育的側面を取 り入れながら、現代の科学的心理学の方法・内容を確立するまでを、それぞれの分野で代表する古典を集成するこ とで、明らかにしたシリーズである。 ・資料日本の戦後教育改革:松本喜美子資料 全5巻 IFEL(アイフェル・教育指導者講習会)は、戦後新教育の普及のため、GHQ(CIE)の指導の下で全日的に展開さ れた新教育リーダーの育成である。本資料は、その第1次資料である。 ・日本現代教育基本文献叢書:社会・生涯教育文献集 Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ,Ⅵ 各10巻 戦後初期から、1970年代に至る社会教育・生涯学習に関する基本的文献集成である。 ・ボワソナード民法典資料集成(復刻版):ボワソナード氏起稿再閲民法草案 合本6冊 「ボワソナード民法典研究会」による共同研究の成果をふまえて、ボワソナード旧民法典関係史料を再編集し、復 刻したものである。仏文草案のうちプロジェ新版・初版、邦文資料としてプロジェ初版対応の草案翻訳、およびプ ロジェ第2版のうち、財産編部分の内容に対応する翻訳をこれに接続する財産取得編部分の翻訳、さらにプロジェ 第2版に対応するが時代的に後の翻訳から成る。本書はこのうち邦文資料のプロジェ第2版1−2巻翻訳部分に相 当する。 ・Nationalism: critical concepts in political science.5 vols. ナショナリズムという政治学上最も重要な概念のひとつを第一線の専門家が多角的に編集した画期的な論文集で ある。グローバリズムや民族紛争という今日的枠組の中で、政治学を研究する専門家のみならず、様々な分野の研 究者のニーズに応えることのできる必読文献となりうるであろう。 ・回族和中国伊斯蘭教古籍資料匯編(第1輯) 全9函 正教真詮、清真大学、天方典礼、天方性理などの明清期の中国イスラーム(回儒)の古典的著作、民国期に初め て全訳されたクルアーン(古蘭経)の中国語訳本の影印本である。 ・Jurisprudence du Conseil d'Etat: tables decennales 1985-1994.7 vols. フランスの行政判例で1985年から1994年までの10年間に出された主要なものを対象とした総索引集である。フ ランスでは、1821年以来、主要な行政判決例を収録した判例集(Recueil des arrets du Conseil d'Etat)が刊 行され今日に至っており、かかる行政判例の検索の便に資するため、今日では、各分野別に体系的に判決例を整理 した総索引集も10年ごとに刊行されている。この資料は、そのような総索引集の最新のものである。 ・Encyclopedia of forensic sciences. 3 vols. 法科学・法医学の基礎理論、方法、技術、応用などについての網羅的なレファレンス事典である。 ・中外物価新報(復刻版)1876-1885 第1巻−第18巻 『日本経済新聞』の前身で、1876(明治9)年に創刊された。当初週刊、のち1878年より週2回刊行、1882年よ り週3回刊行を経て、1885年より日刊となる。創刊時より全国主要都市の「商況」即ち物価及び株価データと解説 を掲載、他に「海外商況」及び米相場の速報等の「電報」にも紙数を割いている。1889年『中外商業新報』、1942 (昭和17)年『日本産業経済』と改題、1946年より『日本経済新聞』と改題し、現在に至っている。本誌は既に マイクロフィルム版がニチマイより刊行されており(後継紙『中外商業新報』の昭和期の一部のみ文学部所蔵)、 その復刻版である。 ・Origins of the welfare state.8 vols. 1930年代から1950年代までイギリスにおいてなされた福祉国家に関する論争のなかから、重要な文献を集成した ものである。第1部:大恐慌期の論争、第2部:計画についての論争、第3部:福祉国家の形成、第4部:福祉国 家の実行可能性。 ・国語教育基本論文集成(CD-ROM版) 第二次世界大戦後(教育改革以後)の国語科教育の展開において指導的な役割を果たした文献を、理論・制度・ 技能・評価の全領域にわたって、理論と実践の両面から集大成し、研究・実践の基礎的資料とした資料集である。 ・Noam Chomsky: critical assessments.Vol.5-8 このセット(5巻から8巻)は、チョムスキーの認知科学と思想史への貢献および現代思想への影響についてさ まざまな著者によって書かれた論文を集めたものである。この論集に含まれているトピックは、人工知能、生物学 、認知神経学、認知心理学、言語発達、言語教育、音楽理論、文学理論、人類学、思想史、法律、神学である。 ・Handbook of Amazonian Languages.4 vols. アマゾン川流域は、世界でもっとも未知の複雑な言語地域である。この地域には、十分に記述されておらず、絶 滅の危機に瀕している300余の言語があり、しかもこれらの言語は、一般に承認されている言語の普遍性の概念 への例外となるような特徴を示す。この本は豊かな言語地域の言語を研究するさいの有益な道案内となるものであ る。 ・B.H.チェンバレン著作集:日本研究書籍集成 全8巻 明治期の日本研究者として最も重要なB.H.チェンバレンの著作集である。 ・Iconographie de l'art chretien.6 vols. キリスト教美術の図像、聖書、聖人に関する基本文献である。 ◆前の記事へ戻る ◆目次へ戻る |