「本は脳を育てる」について
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本は脳を育てる ~北大教職員による新入生への推薦図書~ 

この企画は、北大の教職員(※プロフィールは当時のものです)が、学生の皆様に読んでほしい本を選んで、 紹介文を執筆くださっているものです。推薦されている本はすべて北図書館で借りることができますので、 ぜひ気に入った本を読んでみてください。
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Faculty members have recommended these books for student, along with their introductory essays.
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  1. 推薦者 : 河合 剛  所属 : 外国語教育センター  身分 : 教員

    札幌の変貌を学び、未来を知る 
    定山渓鉄道 / 久保ヒデキ. - 北海道新聞社 , 2018     北大ではどこにある?
     五島慶太(東急)が札幌に鉄道を?「強盗慶太」が病死したので開発頓挫?
    もしかして近未来に類似計画が?まさか?

     過去の変貌から未来を予測しよう。

    登録日 : 2018-12-12     ぜひ読んでみてほしい

  2. 推薦者 : 河合 剛  所属 : 外国語教育センター  身分 : 教員

    「つい最近」を体験する 
    海峡の鉄路青函連絡船 : 110年の軌跡と記憶 / 原田伸一. - 北海道新聞社 , 2018     北大ではどこにある?
     函館キャンパスの諸君はもちろん、札幌キャンパスの諸君も青函連絡船の役割を知るのは大切な素養。写真たっぷり、じっくり楽しめる。
     函館駅から徒歩数分に青函連絡船「摩周丸」が展示されている。本書を読みつつ船を巡ると時代の変遷がわかる。

    登録日 : 2018-12-12     ぜひ読んでみてほしい

  3. 推薦者 : 小林和也  所属 : 高等教育推進機構オープンエデュケーションセンター  身分 : 職員

    北大図書館に眠る財宝 
    四季・ユートピアノ (DVD) / 佐々木昭一郎. - NHKサービスセンター , 1986     北大ではどこにある?
     佐々木昭一郎という偉大なる映像作家の作品は、テレビドラマであったということが災いし、ほとんどソフト化されていない状況です。しかしなんと我らが北大図書館には『四季・ユートピアノ』のVHSがあるではありませんか。

     映画は映像、イメージです。だからこの映画について抽象された物語の部分を伝えても何の意味もありません。家族は主人公榮子を置いて皆死んでしまいます。彼女は貧困の中で育ちますが、ピアノの調律師となります。多くの出会いがあり訣れがあります。でも映画は少しも暗くありません。彼女は「音の日記」をつけています。最初に聞こえた音の記憶か...  [続きを読む]


    登録日 : 2018-10-11     名著

  4. 推薦者 : 河合 剛  所属 : 外国語教育センター  身分 : 教員

    平城京遺跡を専属ガイドつきで回る気分 
    平城京一三〇〇年「全検証」 : 奈良の都を木簡からよみ解く / 渡辺 晃宏. - 柏書房 , 2010     北大ではどこにある?
     博物館・美術館を訪れると展示物よりも説明文に目が向いてしまう私は、文章による解説が不可欠と見えて、図録などを自宅でじっくり読みふけり、肝心の展示品の画像記憶ができないためスケッチはおろか形状・色彩もろくに説明できないありさま。逆に言えば、展示物だけでは不満足で、どなたかに詳しくお話を伺いたい。講演は垂涎の的。

     さて本書は平城京遺跡を専属ガイドつきで回る気分が味わえる希有の作品。著者とともに働いた経験をもつ同僚によれば、著者の渡辺晃宏博士は、研究させていただいてるものを世間に還元する意識が強く、木簡に対する愛も加わり...  [続きを読む]

    登録日 : 2018-10-11     ぜひ読んでみてほしい

  5. 推薦者 : 中村重穂  所属 : 国際連携機構国際教育研究センター  身分 : 教員

    不愉快な、しかし有益な本 
    介護する息子たち : 男性性の死角とケアのジェンダー分析 / 平山亮. - 勁草書房 , 2017     北大ではどこにある?
     これを書いている僕は3月31日付けで北海道大学を退職する。理由は介護離職、つまりこの本の標題にもなっている「介護する息子」になるわけだ。この本は、そのような「介護する息子」になる前に参考とするべき点を調べようと思って読んだのだが、内容は全く違っていて、所謂ジェンダー社会学の立場から「介護する息子」たちが一見親の介護で苦労しているように見えながら、その背後には女性(配偶者や姉妹)からの支援や女性に対する差別やジェンダー的不均衡があるという可視性の低い問題点をこれでもかとばかりに暴き出す研究書だった。

     考えてみれば著者の平山...  [続きを読む]

    登録日 : 2018-03-27     HOT TOPIC!(時事的なもの)

  6. 推薦者 : 橋本雄  所属 : 文学研究科(日本史学講座)  身分 : 教員

    劇薬かもしれないが、研究者を目指すなら必読です。 
    答えのない世界を生きる / 小坂井敏晶著. - 祥伝社  , 2017     北大ではどこにある?
     ちまちました「研究」(もどき)など積み重ねても、パラダイムは変えられない。深く、矛盾を乗り越える、素晴らしい解決をめざそう。自分の問題意識に則って、自分に嘘をつかない研究を行なうべし――。当然といえば当然だが、目前のささいな「研究課題」(もどき)にあくせくしている自分が恥ずかしくなるような本です。

     「根本思想」((c)山田ズーニーさん)に向き合うことこそ、人文社会科学に必要な心持ちでしょう。研究者を目指す人、研究者を自...  [続きを読む]

    登録日 : 2018-03-12     ぜひ読んでみてほしい

  7. 推薦者 : 橋本雄  所属 : 文学研究科(日本史学講座)  身分 : 教員

    仏教って、こんなに素晴らしいものなんだ。 
    仏教発見! / 西山厚著. - 講談社 , 2004     北大ではどこにある?
    本書は、仏教関連の一般書である。ご自身断っておられるように、本書は純粋に正統的な仏教書ではない、かもしれない。だが、長年、奈良国立博物館で研鑽を積んでこられた氏の、仏教やモノへの愛がギュッと詰まった〈啓蒙の書〉である。
    ある日、私はこの本を電車のなかで読み始め、終盤近くでとうとう泣き出してしまった。新書を読んで泣いたり笑ったりなどという経験は、初めてのことである。読者に直接繙いて貰いたいので、ここに詳しくは書かないが、西山氏の手がけた「東大寺のすべて」展(奈良博・二〇〇二年)を、東大寺附属の幼稚園児たちに展示解説するくだり(...  [続きを読む]

    登録日 : 2018-03-12     ぜひ読んでみてほしい

  8. 推薦者 : 橋本雄  所属 : 文学研究科(日本史学講座)  身分 : 教員

    常識を突き崩してみよう。 
    民族という虚構 / 小坂井敏晶著. - 筑摩書房 , 2011     北大ではどこにある?
    本書は、強いていえば、著者小坂井氏の〈本籍〉からして、社会心理学の成果と言えるでしょうか。しかしながら本書は、グローバル時代に生きる者すべてが参照すべき卓見に満ちあふれています。隣人・隣国とのより良い関係のために書かれた書として、歴史学にとっても重要な一書と考えます。
    本書の「あとがき」によると、「生物学・社会学・政治哲学など広い領域に触れ、学際的試論の性格を持つ」、真に学際的な成果です。また、「民族同一性の脱構築を試み、近代的合理主義を批判する」ことを目指したものだともいいます。そのいずれにおいても成功を収めた快著だと私は...  [続きを読む]

    登録日 : 2018-03-12     名著

  9. 推薦者 : 中村重穂  所属 : 国際連携機構国際教育研究センター  身分 : 教員

    揺るぎない体験と明敏な眼と強靱な思索の結晶 
    自分のなかに歴史をよむ / 阿部謹也著. - 筑摩書房 , 2007     北大ではどこにある?
    何年かにわたって「一般教育演習」や「多文化交流科目」で異文化間コミュニケーションの理論と実践といった類いの授業を展開してきたが、この本はそうした授業の設計思想を作る上で常に座右に置いていたものである。この本が出たとき、ある夕刊紙の書評が「これは真に感動的な本である。」と書いた。「感動的」ということばが適切かどうかは分からないが、「目からウロコが落ちる」という感覚が得られる本ではあると確かに思う。内容は、少年時の修道院生活、大学時代の上原専録との出会い、ヨーロッパ留学生活等々著者の体験談が多いように見えるが、その根底で著者はヨー...  [続きを読む]

    登録日 : 2018-03-08     名著

  10. 推薦者 : 小泉均  所属 : 工学研究院  身分 : 教員

    働いていて痛感するのは、「効率的であれば忙しいことは苦にならない」ということ。 
    未来食堂ができるまで / 小林せかい著. - 小学館 , 2016     北大ではどこにある?
    理学部数学科卒業後、日本IBMとクックパッドでエンジニアとして働いた女性が、会社をやめ自分の食堂を開業するまでの1年半のことを書いたものである。この食堂には「まかない」「あつらえ」「ただめし」といったユニークなシステムがある。しかし、それ以上に注目すべきところは、彼女が自分で何をやったらよいかを考え、自分が良いと思うことを今までのこの業界の慣習や常識にとらわれず実行したことである。何が必要か、それは結局どういうことを意味するのか、そのためには何をやれば良いかをきちんと考えている。「働いていて痛感するのは、「効率的であれば忙しいことは...  [続きを読む]

    登録日 : 2018-02-28     

  11. 推薦者 : 中村重穂  所属 : 国際連携機構国際教育研究センター  身分 : 教員

    「新しい」学問の「古典」 
    言語と社会 / P.トラッドギル著 ; 土田滋訳. - 岩波書店 , 1975     北大ではどこにある?
    推薦文タイトルの”「新しい」学問の「古典」”という表現はそのまま読めば形容矛盾でしかない。しかし、この本は、社会言語学という1960年代から形成され始めた「新しい」学問の分野においては紛れもなく今や「古典」であり、タイトル通り「言語」と「社会」を見るための視点や研究の方法を手際よく整理して提示している。現在、社会言語学についての概論書、入門書は数多く出版されているし、その対象や方法も発展しているけれども、この本に盛り込まれた内容は今日でも(あるいは今日なお)有益であり学ぶことが多い。社会言語学という個別分野だけでなく、言語と社会の関...  [続きを読む]

    登録日 : 2018-01-29     基本書

  12. 推薦者 : 中村重穂  所属 : 国際連携機構国際教育研究センター  身分 : 教員

    「日本国」の主権者であるために 
    新解説世界憲法集 / 初宿正典, 辻村みよ子編. - 三省堂 , 2017     北大ではどこにある?
    以前、『一般教育演習』を開講していた際に、授業中日本国憲法が定める国民の三大義務や憲法第25条の規定について学生に聞いてみたところ、みんな余りにも知らないので愕然としたことがある。大学受験科目が「公民」ではないと余り憲法を読む機会がないのではないかと推察されるが、これだけ憲法改正の動きが明らかになっている時代に日本国民なのに日本国憲法を(特に日常生活に関わりの深い条文を)きちんと読んでいないというのは悲しいことである。『ナルニア国物語』のディゴリー卿のセリフで...  [続きを読む]

    登録日 : 2018-01-04     基本書

  13. 推薦者 : 中村重穂  所属 : 国際連携機構国際教育研究センター  身分 : 教員

    宗教を信じつつ宗教を超える 
    はじめて読む聖書 / 田川建三ほか著. - 新潮社 , 2014     北大ではどこにある?
    この本を推薦するのは、僕がキリスト教徒であるからでもなく、『聖書』にありがたみを感じているからでもない。どのような本にせよ、読み手の体験を通してその内面と響き合うものでなければそもそも本を読む意味はないということをこの本の中の第Ⅳ章「レヴィナスを通して読む『旧約聖書』」(内田樹)が慄然たる厳しさを持って教えてくれるからである。この本を手にした人は全部読まなくても良い(読めば読んだでそれなりに得るものはあろうけれども)が、上記の箇所だけはじっくりと読んで欲しい。その上で、関心があればレヴィナスの本に向かうこともお勧めする。わかり...  [続きを読む]

    登録日 : 2018-01-04     ぜひ読んでみてほしい

  14. 推薦者 : 中村重穂  所属 : 国際連携機構国際教育研究センター  身分 : 教員

    「研究者」になるための知的基礎体力をつけたい人に 
    これから研究を書くひとのためのガイドブック : ライティングの挑戦15週間 / 佐渡島紗織, 吉野亜矢子著. - ひつじ書房 , 2008     北大ではどこにある?
    何年か前に、日本各地の大学で文章表現法関係の授業を担当している教員が集まって実践研修会をしたことがある。各人が自分の授業実践を発表し、ワークショップを通してよりよい授業のあり方を考えるというものだったが、そこで僕が言ったのは、文章表現法の授業をやるということが「自分が教わっていないことを教える”恐怖”」を伴う営為であるということだ。欧米の大学(院)に留学した人は別だろうが、僕自身の高校・大学時代には文章表現法やレポート作成法、論文執筆法は誰も教えてくれなかった。(僕の卒業した大学の教養科目の「文章表現法」は、1年間の総仕上げに短...  [続きを読む]

    登録日 : 2018-01-04     学習に最適

  15. 推薦者 : 中村重穂  所属 : 国際連携機構国際教育研究センター  身分 : 教員

    「革命」の担い手は誰だったのか。 
    青きドナウの乱痴気 : ウィーン1848年 / 良知力著. - 平凡社 , 1985     北大ではどこにある?
    1848年、西ヨーロッパに勃発した「革命」の一つの舞台となったウィーンでの、様々な人びとの思惑や欲望や理想や愚痴(?)が渦巻く展開を、帝国、国家、権力者の立場からではなく、「革命」に参加した人びとの目線から描いたすぐれた本である。歴史を庶民、あるいは当事者の立場に寄り添って書くということは決して簡単ではない。その困難な試みがいかに為されたかを読み取ってみてほしい。特に、「あとがき」に書かれているグレーテというウィーン子のことばは心に染みる。

    登録日 : 2017-12-19     名著

  16. 推薦者 : 小泉均  所属 : 工学研究院  身分 : 教員

    将来の世界の在り方、政策などを考えるうえで必読の本 
    隷属なき道 : AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働 / ルトガー・ブレグマン著 ; 野中香方子訳. - 文藝春秋 , 2017     北大ではどこにある?
    生活維持に必要な現金を一律に給付する制度、すなわちベーシックインカムの有効性について説明している本である。著者は、将来わたしたちが、豊かな生活を維持しその質を向上させてゆくためには、この制度の実施がぜひ必要であると主張している。著者によれば、現代では、コンピュータやコンテナの利用などにより、品物やサービス、資金などがかつてないスピードで世界を回るようになっている。ロボットにより生産性が向上し、機械にできないような技術を取得していない人は、機械に仕事を奪われる。このため、不平等は広がり格差は広がってゆく。時間と富の再分配、ベーシ...  [続きを読む]

    登録日 : 2017-10-19     

  17. 推薦者 : 小泉均  所属 : 工学研究院  身分 : 教員

    錆(さび、腐食)と取り組むさまざまな人々の仕事と人間像を描いた本 
    錆と人間 : ビール缶から戦艦まで / ジョナサン・ウォルドマン著 ; 三木直子訳. - 築地書館 , 2016     北大ではどこにある?
    錆(さび、腐食)と取り組むさまざまな人々の仕事と人間像を描いた本である。錆と人間の歴史から、自由の女神の腐食と補修、ステンレス鋼の発明、缶の腐食と環境ホルモン、錆を撮り続ける写真家、アメリカ国防総省の防食担当者、防食技術者という職業について、石油パイプラインと錆探知ロボットなど、さまざまな事について取り上げている。錆という点で共通しているだけで、全体として一貫したテーマがあるようには見えない。書き方も各章でバラバラである。しかし、錆というものが、どのような科学や工学、社会、政治、人間とかかわっているか概観でき、非常におもしろく...  [続きを読む]

    登録日 : 2017-10-19     

  18. 推薦者 : 中村重穂  所属 : 国際連携機構国際教育研究センター  身分 : 教員

    研究のための「転ばぬ先の杖」 
    実証的教育研究の技法 : これでできる教育研究 / 西川純著. - 大学教育出版 , 2000     北大ではどこにある?
    この本は著者の学生(大学院生)指導体験から得た知見をもとに書かれた「研究」のための手引き書である。素材の多くは教育学、特に教育現場の実践を想定しており、それらをどのように研究テーマとして成立させ処理していくかについて解説してくれている。副題に「これでできる教育研究」とあるが、実際の教育研究は現場の生身の人間(生徒・学生)を相手にするのだからこの本を読めば全て滞りなく研究ができるというわけではない。そのことは著者自身が最もよく分かっているだろう。それでもこの本を推薦するのは、学生が、壁にぶつかったり悩んだり理解しにくかったりする...  [続きを読む]

    登録日 : 2017-10-04     学習に最適

  19. 推薦者 : 中村重穂  所属 : 国際連携機構国際教育研究センター  身分 : 教員

    戦後日本の思想的骨格を掴む 
    日本の思想 / 丸山真男著. - 岩波書店 , 1961     北大ではどこにある?
    先日必要があって高校の倫理の用語集を見ていたら、丸山眞男が項目立てされて解説が書かれていたので少しびっくりした。同時にもうそういう時代になったのか(=丸山もそういう存在になったのか)とあらためて感じるものがあった。ということは、かなりの北大生が高校時代におそらくこの『日本の思想』を読んでいると思われるので、今更紹介するまでもないのかもしれないが、まだ読んでいない人のためにここに推薦しておきたい。
     実は、僕自身はこの本を今読んでも率直に言って“程度の低い常識論”にしか読めない。しかし、裏を返せばそれは、今や常識論に思われるほ...  [続きを読む]

    登録日 : 2017-10-04     基本書

  20. 推薦者 : 中村重穂  所属 : 国際連携機構国際教育研究センター  身分 : 教員

    アメリカに生まれて生きる、とは 
    ボーン・トゥ・ラン : ブルース・スプリングスティーン自伝 / ブルース・スプリングスティーン著 ; 鈴木恵, 加賀山卓朗他訳. - 早川書房 , 2016     北大ではどこにある?
    “ボス”と呼ばれるアメリカのロックンロール・ミュージシャン、ブルース・スプリングスティーンが7年をかけて執筆した自伝である。この本から彼の音楽に対する姿勢を窺えるのは当然だが、それ以上にアメリカ東海岸の労働者階級の家庭にアイルランド系、イタリア系、オランダ系という様々な血脈を受けて生まれ育ったスプリングスティーンが自分の出自を絶えず意識しながら音楽を作り演奏していく姿は、日本人のかなりの部分=日本(ヤマト)民族という出自を普段意識することのない存在には、強い印象を与えるであろう。彼の音楽が好きな人だけでなく、帰属意識(カタカナ言...  [続きを読む]

    登録日 : 2017-09-05     ぜひ読んでみてほしい

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